あなたは子育てに「向いている」? ~その2~
月曜日, 5月 9th, 2011
自分が子育てに向いている人間だと思うおかあさんには、どういう性格的特徴があるのでしょうか。また、自分が子育てに向いていないと思うおかあさんにはどういう性格的特徴があるのでしょうか。今回は、両者の傾向がある程度はっきりと出ている質問項目を取り上げ、ご紹介してみたいと思います。
心配性
「向いていない」と答えた人のほうに「心配性」の人は10%強多い。
大人は、人間関係のしがらみに生きています。たくさんの問題を抱えて生きています。ですから、「あなたは心配性の傾向はありますか?」と聞かれて、「心配性でない」と答える人はかなり神経の太い人だと言えます。だから、子育てに向いていると考えるかどうかに関わらず、半数を超える人が「心配性である」と答えています。それでも、「子育てに向いていない」と考える人のほうが、より多く心配性だと自己分析する傾向が強いことがわかりました。
面倒なことは投げてしまう
「面倒なことがイヤ」な人は、子育てに向かない?
大人には社会的責任があり、投げ出したくてもそうはいかないことが多いものです。ですから、子育てに向いていると思うかどうかに関わらず、「どちらとも言えない」と答えている人が多いのは当然でしょう。それでも、「子育てに向いていない」と答えた人のほうが、12%以上多く「面倒なことは投げ出してしまう」と答えています。面倒なことが嫌な人は、子育ても負担に思う傾向があるのでしょう。
なかなかふんぎりがつかない
「ふんぎりがつかない」ことと、子育ては関係あり?
この質問結果を見ると、子育てに向いていると思う人とそうでない人の性格的な違いがかなりはっきりとわかります。「なかなかふんぎりがつかない」タイプの人は、子育てを負担に思い、「向いていない」と考えがちなのでしょう。
のんき
「のんき」であることは、子育てには大きな長所!
この質問も、子育てに向いていると答えた人と向いていないと答えた人の性格的な違いをかなり明確に示しています。自分をのんきな人間だと自己分析するようなおおらかさのある人は、「子育てに向いている」と感じるのでしょう。特に、子育てに向いていない」と答えた人は、自分をはっきりと「のんきではない」と判断する傾向がありますね。
人の面倒を見るのが好き
「人の面倒を見る」タイプは、子育てにも向いている!
この項目は、子育てに向いていると思うかどうかと密接にリンクしています。「自分は面倒見がよい」と考える人が、圧倒的に多く「子育てに向いている」と答えています。また逆に、「自分は面倒見がよくない」と自覚している人は、子育ても向いていないと自己診断してする傾向が強いことがわかります。
言いたいことが言えない
自分の気持ちを表現することは、子育てにも大切!
これもある程度予想できることですが、「言いたいことが言えない」人ほどストレスを溜める傾向が強いでしょう。子育てにおいてもストレスが発散できず、「辛い」と思う人が多いのかもしれません。それが数字として表れているように思います。
他人に対して批判的
「批判的」な人の子育ては辛いものになりがち!
この項目では、他者に対して批判的なタイプの人のほうが「子育てに向いていない」と思う傾向が強いようです。これはどういうことでしょうか。他者に対して批判的であるという人は、わが子の現状に対しても不満を抱きがちだということではないでしょうか。その結果、「自分は子育てに向いた人間ではない」という意識につながるのだと思います。
これをお読みになったかたはどうでしょうか。これまでご紹介した質問項目をたどり、自分の傾向を確かめてみてください。次回は、これまでのまとめをしてみたいと思います。