Archive for 12月 1st, 2014

4年部からの中学受験指導

月曜日, 12月 1st, 2014

 今回は、12月12日(金)に実施予定の、4年部からの中学受験指導という催しについてお伝えします。この催しは6年前から行っています。4年部からの入会者が一番多い状況に鑑み、この段階からの受験対策に的を絞った説明の場を提供するために始めたものです。

 この催しにおいては、弊社の学習指導の方針や流れ、4年部の指導内容についてご説明し、受験勉強がどういうものかをご理解いただくとともに、4年生からどのようなプロセスを経て受験対策を完成させていくのかについて保護者に見通しをご提供できたらと考えています。

 中学受験の場合、受験生が小学生ですから親のフォローや見守りが欠かせません。子ども任せにした受験生活は、まずうまくいかないのが普通です。まして4年生ともなると、受験するのだという意識すらほとんどありません。親(大人)の働きかけがあってこそ成立する受験勉強なのです。

 当然ですが、学習塾がそういった年齢にある子どもの特性を十分に踏まえた指導を実践するとともに、親はわが子の学習に関心を寄せ、上手にサポートしてやらねばなりません。親にも相応の負担や苦労が避けられないのが中学受験の大きな特徴です。では、当日予定しているおおよその内容をご紹介しましょう。

① 3年生冬期集中講座~4年部開始までの流れ

20141201c 毎年、「3年生 冬期集中講座」には250名以上のお子さんが参加されます。この講座に参加されるお子さんの保護者も多数来られることを想定し、まずはこの講座で成果をあげるためのアドバイスをさせていただきます。

 また、この講座の最終日に実施する「まとめのテスト」は、弊社の4年部の会員資格を得られるテストでもあります。このことについて説明します。この講座からの入会チャンスのほか、1月からは毎週土曜日に各校舎で実施する「会員選抜試験」による入会者も多数おられます。この試験の内容や合格基準についても簡単にご説明します。

 4年部の開講は3月7日(土)です。それまでに弊社では授業を体験いただける催しも計画しています。そのことに関してもお話しする予定です。

② 4年部の授業

 多くのお子さんにとって、進学塾に通う経験は初めてのことであろうと思います。ときどき聞く話ですが、「先生が怖いんじゃないか」などと心配するお子さんもおられるようです。見たことのない世界に足を踏み入れるのは子どもならずとも不安が伴うものです。保護者にとっては、「どういうスタイルの授業なのか」ということも気になることでしょう。また、通学が始まってからの学習生活がどのようになるのかについても心配されているかもしれません。

 そこで今年のこの催しにおいては、4年部で算数・国語の指導を実際に担当している者(算・国各2名)が、4年部の学習指導と学習生活について具体的にイメージできるようご案内する予定です。

 たとえば、4人の指導担当者がそれぞれ自分の授業の様子を映像に収め、それをご覧いただきながら、どういった手順の授業進行をしているのか、どういった意図で授業を行っているのか、子どもたちはどんな反応を示しているのかなどについて、保護者の方々に実際に即してご理解いただけるようご説明する予定です。20141201a

 保護者の方々にとっては、入会後にわが子の指導を担当する可能性のある先生から直接話が聞けるめったにないチャンスです。今、全体の企画をしている筆者のほか、数名の広報担当者、当日説明する4名の指導担当者が、保護者の方々に喜んでいただける催しにしようと準備を進めています。

 冒頭でお伝えしたように、4年生と言えばまだ目的意識をもって勉強する段階に至っていない年齢です。そんな子どもたちが勉強に目を輝かせ、一生懸命に頭を使って考えるようにするにはどうしたらよいでしょうか。弊社は、子どもたちが学習課題に興味・関心をもち、「自分で解決したい!」という欲求を高めるよう導くことだと考えています。

 教室で授業をする者は、そこに創意工夫を凝らしてがんばっています。当日の映像や担当者の話にふれていただくと、そのあたりのことがおそらく明確にご理解いただけるのではないかと思います。

③ 親の見守りと応援

 前述の内容でご理解いただいたかと思いますが、授業は子どもたちに学習の面白さを体感させる場所であり、学習の段取りを教える場です。

 この授業と連動させ、日々着実に家庭で勉強する姿勢が身についたなら、受験生活は確実に軌道に乗っていくことでしょう。

 ただし、遊びたい盛りの年齢にある4年生の子どもですから、親がわが子の勉強に関心をもち、積極的に関わっていかなければ、家庭勉強はなかなか定着しないのが現実です。

 そこで最後の約20分は、「親の上手な見守りとサポート」をテーマにお話しいたします。4年生の時期の子どもの学習意欲や実行力を後押しするもっとも強力な動機は何だと思われますか。子どもが勉強のよさや面白さ、必要性を自覚することも非常に大切なことで、弊社の実施する授業はそのためにあることを先ほどお伝えしました。

 しかし、4年生の子どもにとって、もっと学習の動機づけになる要素があります。それは、「親の望むような人間になりたい」という気持ちを背景にして湧いてくる学習意欲です。

 日頃、親の期待に反したわが子を見て、すぐに叱ったり怒鳴ったりするおかあさんはおられませんか? 受験生活が始まると、こうしたケースはとめどなく増えていきます。そうして、じきに叱ることはほとんど効力をもたなくなってしまいます。それは、おかあさんへの信頼の気持ちがなし崩し的に失われてしまうからにほかなりません。

20141201bb いかにして叱らずに、子どもが率先して勉強に取り組むようになるのか。どうすれば、わが子は親の期待に沿った行動をとろうとするようになるのか。最後の20分はそれをテーマに掲げ、中学受験生の親として必要な心構えとサポートのありかたについてお伝えしてまいります。

 催しのおおよその内容は以上のとおりです。この催しは無料ですし、申し込みや予約も不要です。無論、入会への勧誘などは一切ありません。興味をもたれたならぜひお気軽にお越しください。

Posted in お知らせ, 中学受験, 入塾について, 家庭学習研究社の特徴, 行事のお知らせ