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2016年度の作品

No.5 『 よくやったえらいこだ 』学院中・修道中・城北中/Kさん

 今の私の気持ちは、幾度となくノートに押していただいた、このハンコの言葉通りです。
 修道中学の入試前日。夕食を済ませ、お風呂に入ったら八時半にはベッドに入った息子。そのままぐっすり眠り、五時半に起きて、いつものようにゆっくりと朝食を済ませ、入試へ。途中、塾の友達に会った後は楽しそうで、呉校の先生方の励ましを受け、私には目もくれず、試験会場に入って行きました。終わってからも、やらなきゃいいのに友達と答え合わせをして一喜一憂する息子。「また、明日。」と友達と別れ、ホテルへ行き、夕食を済ませ、お風呂に入った後の様子が、昨日と全く違いました。   
 朝、早起きをしているのに、一向に眠くなりません。学院の入試前日だというのに一抹の不安を覚える私。九時になっても眠る気配を見せないので、ベッドに押し込みました。「眠れないから、話をして。」という息子に、パクリと創造の混ぜ合わさった物語を聞かせる私。物語の結末に駄目出しをしながら、十時頃、眠りにつきほっとしていたら、一時間後に起きてしまう息子。「今、何時?」と問われ、再び不安を感じる私。しばらくして寝息が聞こえ始めたので、安心して私も眠りました。「ねえ、目覚ましちゃんと鳴る?」と起こされたのは、四時半でした。「大丈夫、ちゃんとセットしてある。」と答えながら、私はちょっとしたパニックでした。睡眠時間が少ないと、頭が動かない息子なのに、こんなに度々起きて大丈夫なのか。再度、眠りましたが、六時過ぎに起こしました。
 今までの入試の朝とは違い、緊張で顔が固まっている息子。今まで見たことのない顔つきでした。朝食は何も食べません。言葉をかけようとした私に「お願いだから、何も言わないで。」と息子。ここまで息子がのまれると思っていなかった私は、最悪の結果を覚悟しました。駅で友達と一緒になると、いつものように笑顔でおしゃべりを始め、少し安心しました。先生に「算数、なめるなよ」と言ってもらって会場へ。この言葉がこの日、息子を踏ん張らせてくれました。振り向きもしない後ろ姿に向かって、祈っていた私を息子は知りません。昼食に出てきた時は、楽しそうにしていましたが、やはり何も食べない息子。そのまま、最後の算数の試験へ行きました。
学院の入試は、こんなに緊張させるのだと、最後の最後に知りました。その緊張を何とかすることは私には出来ませんでした。塾の友達の存在と先生の言葉が、息子を落ち着かせてくれました。学院で合格証書を受け取った時の安心した顔を私は一生忘れません。頑張ったのは息子です。頑張ることが出来たのは、この塾で、呉校で、先生方に出会い、友達と過ごせたからだと思います。ありがとうございました。

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