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2020年度の作品

No.4 『 息子に合ったペース 』 修道中・広島城北中/Kさん

 四才年上の兄の後を追うように、自然に受験をスタートした次男。五年生の時の小さな単元を勉強することは、理解しやすくできていたようです。それが六年生になり、範囲が広く、問題も複合的なものになっていくにつれ、どんどんできなくなりました。頭の中で整理していくことが苦手だということがあきらかでした。できないことをくやしがりながらも、それといって取り組むことのない息子。もともとマイペースでしたが、ペースも成績も上がらないまま、六年生の夏休みを終えてしまいました。
 あせりを感じた私は、急いで塾の面談にかけこみました。そこで、
「この子に合わせて、とにかく基礎的な事を中心にしていきましょう。全部やろうとしなくても大丈夫です。」
そう先生に言っていただいてから、少し気が楽になりました。それまでは出された課題は全てやった方がいいのではと私の中にあせりがあったからです。
 そこからはとにかく、応用には手を出さない、基礎をおさえて整理していくという勉強法に変えて、受験を乗りこえました。受験直前は、もともとストレスを感じやすい子でもあったので、早く寝るなど無理のない生活を意識していました。
 兄の時とは、勉強スタイルも生活スタイルも違い、その子その子に合わせたペースが大切だなぁとつくづく感じました。
 残念ながら、結果は本人が希望していた兄と同じ学校からは合格がいただけませんでしたが、次男に合った学校にご縁があったのではないかと思います。
 最後になりますが、長い間母子ともに支えて下さった塾の先生方、仲良くしていただいたお友達、ありがとうございました。これからも、素敵な縁に恵まれた中学校生活を送れることを楽しみにしています。

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