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2017年度の作品

No.3 『 僕が合格をつかんだ勉強法 』  
             広大附属中・学院中・修道中/Tくん

 僕が、ずっと憧れていた中学校に合格するために取り組んできたことをいくつか紹介します。
 一つ目は、授業に集中することです。これは出来そうでなかなか出来ない難しいことですよね。前の科目のことで頭がいっぱいだったり、板書を写すのに必死になったり。しかし、そんな時でも先生の話を真剣に理解しようとして聞いてみて下さい。きっと、テキストやプリントだけでは学べないとっておきの事を知る絶好の機会につながりますよ。
 二つ目は、出された課題は全て取り組むことです。六年部になると、これまでより予習や復習に時間を奪われて、余裕がない日々が続くと思います。そんな中でも、先生が出した課題、特にプリントは積極的に取り組んでみて下さい。僕はどの科目のプリントも全て取り組み、苦手だった国語を含め全ての科目において自信を持つことが出来ました。また、先生が「教科書○ページはもう一回解くといいな。」などと何気なく言ったことはノートにメモして家で取り組みました。このようなことは決して無駄にはならず、むしろ自分のためになることしかありません。
 三つ目は、分からない所はすぐ先生に質問することです。予習やプリントに取り組んでいると、疑問が浮かびあがってくることがあると思います。その疑問をそのままにしていたら、いつかつまずくことになります。僕は五年生の時までは分からないことがあっても、聞くのはカッコ悪いことだと思いなかなか質問をしにいけませんでした。ところが、六年生になると友達が積極的に先生に質問する姿を度々見掛けるようになり、僕も質問してみようかなと思うようになりました。そして、思い切って質問してみたら、疑問はすっかり解け、プラスαの話も聞くことが出来たのです。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」とはまさにこういうことなんだな、と実感しました。
 四つ目は、くり返すことです。人間は学ぶことが出来る動物であると同時に、よく忘れる動物でもあります。しっかり頭にインプットさせるためには、やはりくり返すことが大切です。僕は理科、社会の完全チェックを五周し、テキストの問題、特に苦手な単元は納得のいくまでくり返し解きました。また、算数の追加プリントは二枚もらい、一枚は塾で解き、もう一枚はテスト前などに解き方をきちんと理解しているか確認するために家で解きました。すると、一回目は間違えた問題もくり返し解くうちにすんなり解けるようになり、気が付かないうちにすっかり頭にインプットされていました。だから、みなさんも一度解いただけで満足せず、「くり返し」取り組んでみて下さい。
 そして五つ目は、朝型の生活をすることです。僕は夜遅くまでではなく、朝早く起きて勉強するようにしていました。
 ここまで紹介してきた勉強法は難しい事ではなく、誰にでも出来る事だと思います。参考にしてくれたら幸いです。
 最後になりましたが、僕が合格をつかむ事が出来たのは決して自分だけの力ではありません。常に前向きな言葉をかけ、温かくご指導して下さった先生方、良き友達であり良きライバルであったみんな、そして、夜遅い時でも送迎してくれ、温かい食事をつくってくれた家族など、たくさんの人々の支えがあってのことです。今まで本当にありがとうございました。

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