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2020年度の作品

No.8 『 ピンチをチャンスに! 』  
     広大附中・県立広島中・清心中・近大附広島中東広島中/Fさん 

「ピンチはチャンス!」
 受験生活を通して、私はこの言葉は本当なんだとわかりました。
 私は五年部から家庭学研究社に通い始めました。特に点数が悪いこともなく、いつも上位の成績でした。六年部になり、初めての模試でも良い成績が取れました。夏期は少し苦手な理科をがんばり、理科の成績が上がってきました。
 絶好調だと思っていた私でしたが、後期のマナビ―テスト、算数。
(いつもなら解けるはずの問題が解けない……。時間もあと少しだし、どうしよう!)
いつも通り取り組んでいるはずなのに、急にあせりが押し寄せてきました。結果、いつもより二十点ほど低い点数。それが何回か続きました。大丈夫だと思っていた算数に危険を感じた時、W先生が、
「時間を気にしすぎているだけだから、きっと慣れたら大丈夫。基本的な問題でミスをしないことも大切だよ。」
と教えてくれました。私は『解けない問題では悩まず、できる問題でミスをしない』と決めました。すると、点数アップ。この調子だと思っていました。
 算数の成績が回復したと思いきや、今度は私の第一志望校、県立広島の適性検査対策練習で事件が! 文章を書くのが好きな私は、適性検査の成績も良い方でした。それなのに……
「この点数どうしたの?」
「ええっ!百十点中三十九点!?」
人生で初めて取った点数でした。ショックでクラスのみんながたくさんいる教室で、私は泣いてしまいました。そんな私を見たH先生は、
「過去問で難問を経験できたんだから、これが本番じゃなくてよかったと思いなさい。」 
とはげましてくれました。先生の言葉に納得し、いつも通りワイワイしているH62組の仲間を見ていると、いつの間にか前向きな気持ちになっていました。それから適性検査の記述のポイントもだんだんつかめるようになっていき、成績が安定してきました。
 そしていよいよ入試シーズン。まずは四教科試験の学校です。直前の実戦テストの成績が良かったので、自信を持って挑むことができました。一時期私を苦しめた算数。清心の時は驚くほどスラスラと解けました。広大附属の時はそうはいかなかったけれど、清心でも附属でもケアレスミスに気付くことができました。『ミスを必ずなくす』と決めていた私は、ミスに気付いたことで大きな達成感を味わいました。
 最後の入試は県立広島。思ったように解けず、不安な気持ちになった時、
「いつも通りでいい」
「とにかく書いてきんさい」
先生方の言葉が私を勇気づけてくれました。
 結果は、合格!
 受験生活では必ずピンチがおとずれます。でもそれは、チャンスがおとずれることでもあります。私も算数や適性検査のピンチがありました。しかし、そこで苦しむことでたくさん努力し、受験本番で力を出し切れました。ピンチがチャンスへと変わったのです。
 ピンチをチャンスに変えるまでがんばってこられたのは、先生、友達、家族がいたからです。東広島校の先生と仲間と二年間を過ごすことができて本当によかったと思っています。
 でも、最後にがんばるのはやっぱり自分です。
 ピンチをチャンスに! がんばれ、中学受験生!

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