トップページ > 読書案内 >  1年生の今月の本 > 1年生におすすめの本
 > ごうた、1年生でしょっ

1年生の今月の本


ごうた、1年生でしょっ タイトル ごうた、1年生でしょっ
著者 すとう あさえ(作) おおしま りえ(絵)
出版社 文研出版
 

 きょう、のはらで、むしの かんさつを した あと、みんなで おにごっこを した。わたしが オニ(おに)。「かなオニ、こちら!」ごうたが、ニカニカ(にかにか) わらいながら、てを たたいた。「まてー!」ぜんそくりょくで おいかけたら、あなに つまずいて、すってんころりん。「いたーい!」「あはは。かなオニ、どてっと、すっころんだ!」「おとしあなを ほるなんて、ずるい!」けいちゃんが とんできた。「また、ごうたね。ひどい!」ほんとうに ひどいよ、ごうた!
 つぎの 国語(こくご)の じかん、ごうたが、うしろから わたしの かたを たたいた。ふりむいたとたん、「ほれ、けむし」「きゃー!」ねこじゃらしだった。先生(せんせい)に、「かなさんと ごうたくん、なにやってるの!」って ちゅういされた。ごうたは、いつも、いたずらばかり。もう、1年生でしょっ。ちゃんとしてよ。

●かなは、幼馴染のごうたに、いつもいたずらされてばかり。自分のお誕生日会にごうたを呼ばないことにします。大人の目線で見ると、本当はかなの事が大好きなのですが、素直になれないごうたの様子が何とも微笑ましいです。きっと、「自分もこんな経験、あるある!」と、多くの女の子に賛同を得られるのではないかと思います。

Page Top