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1年生の今月の本


どろろんびょういん どっきりどきどき タイトル どろろんびょういん どっきりどきどき
著者 苅田 澄子(作) かとう まふみ(絵)
出版社 金の星社
 

 どろろんびょういんは、おばけのお医者さんです。ひるまはしまっていて、夜になるとひらきます。どろろんびょういんの待合室は、今日もおばけでいっぱい。「さいしょのかた、どうぞー」かんごしのぞわぞわさんがよびました。入ってきたのは、はちに鼻をさされたてんぐ。「これは、『あいたたぐさ』でなおしましょう」どろろん先生がいいました。『あいたたぐさ』のはっぱをとって、そのしるをはなにぬると…「おや、もういたくない!」
そのあとも、つのがぐるぐるになった鬼、暑さでよろよろになった雪女、べろをやけどしたちょうちんおばけがやってきますが、どろろん先生は、なんでも治してあげます。
するとそこへ、人間のお母さんがかけこんできました。「子どもの熱が下がらないんです。よなかで病院がみんなしまっていて…」
「こまったな。人間をみるのははじめてだぞ」どろろん先生はどっきりどきどき。

●どんな病気も治してくれるどろろん先生ですが、人間を診るのは初めて。おまけに診察中に子どもが泣き出してしまって大変。困ったどろろん先生があたまを振ると…。「どろろんびょういん」シリーズは、この他にも、「どろろんびょういん おおいそがし」「どろろんびょういん たいへんたいへん」の2冊がありますので、ぜひ読んでみてください。

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