ある 土よう日、マグスおばさんが、スージーの いえに やってきました。スージーは、マグスおばさんが すきでしたが、なんでも きれいに したがるところだけが、あまり すきでは ありませんでした。きょうも、マグスおばさんが、さいしょに いったことは こうでした。「ほら、スージー。きれいに しましょうね。これから どうぶつえんへ いくんですから」マグスおばさんは、タオルで スージーの かおと手、くびの うしろを ふきました。かみのけを ぐいっ、ぐいっと、とかしました。
　スージーを すっかり きれいにすると、こんどは、いえの中を きれいに しはじめました。まず、よごれた おさらを あらうと、こんどは スージーの犬を かかえて おふろで あらいはじめました。あらって もらうことに なれていない 犬は、おふろから とび出すと、いちもくさんに にげ出しました。さんざん さがして みつけたのは、クローゼットの中。あらあら、ふくが ぐちゃぐちゃの どろだらけです。マグスおばさんは、犬が よごした ふくも、せんたくせずには いられません。ところが、まちがって せんざいを 入れすぎてしまい、だついじょが ブクブクの あわだらけ。あわは、ろうかにも あふれ出て、もう なにも 見えません！