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1年生の今月の本


うりぼうと母さん タイトル うりぼうと母さん
著者 矢野 誠人(写真・文) 林 良博(監修)
出版社 大空出版
 

 ひょうごけん こうべしの ろっこうさんには、おおくの やせいの いきものが くらしています。みなさん、“うりぼう”って しっていますか?“うりぼう”は、イノシシの あかちゃんのことです。からだの もようが やさいの ウリに にているから、“うりぼう”と よばれています。ほごしょく(やまの なかで めだたない いろ)なので、ほかの どうぶつたちに みつかりにくい、うりぼうたちを まもってくれる たいせつな もようです。
 いっぴきの うりぼうが、きょうだいたちを さそって あそび はじめました。えだや はっぱ、しぜんに あるものは なんでも おもちゃに なります。ねている かあさんにも おかまいなしで あそびます。かあさんは つかれているので あいてを して くれません。きょうだいで おいかけっこを したり、すもうを とったり。あそびに むちゅうに なっていると、かあさんを みうしなってしまいました。うりぼうたちは おおあわてです!

●小さいうりぼうたちにとっては、ちょっとした草むらでも、そこはジャングル。うりぼうたちは無事に母さんを見つけることができるでしょうか?作者の矢野誠人氏は、日本各地で野生動物の撮影に取り組まれている動物写真家です。猪の母子の愛に溢れた写真の数々に心を奪われます。2020年第1回「日本写真絵本大賞」金賞受賞作です。

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