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1年生の今月の本


ひとりでおとまり タイトル ひとりでおとまり
著者 まるやま あやこ(作・絵)
出版社 福音館書店
 

 きょう まりは はじめて おともだちの いえに とまります。いつも いっしょに あそんでいる あやのちゃんの おうちです。ずっとまえから やくそくしていて、ようやく そのひが きたのです。「いらっしゃい!」あやのちゃんと おかあさんが でむかえてくれました。「きょうは よろしくおねがいします」まりは きちんと あいさつをしました。「まりちゃん、よるになって やっぱり うちに かえるなんて いわないかな?」と まりの おかあさんが きくと、「へいきだよ、わたし もう 6さいだもん!」と まりは はりきって こたえました。
 まりは あやのちゃんと へやで たくさん あそび、ゆうごはんは てまきずしを たべ、おふろは ふたりだけで はいって、とても たのしい じかんを すごしました。ねるじかんに なりました。ふたりで ひそひそばなしをしていましたが、「ねえ、あやのちゃん……」と まりが はなしかけると、あやのちゃんは こたえませんでした。「あやのちゃん、ねちゃったんだ……」しかたなく まりも めを とじました。どのくらい じかんが たったでしょう。まりは めが さめてしまいました。まだ あさでは ありません。「ここは、うちじゃないんだ。おかあさんどうしてるかな……」まりは めを つぶって ねむろうとしましたが、どうやっても ねむれません。

●初めてお友達の家にお泊りする、ドキドキワクワクする気持ち、ちょっぴり不安な気持ちが丁寧に描かれています。夜、自分の家と違う天井を見上げてこみあげてくる不安な気持ちは、子どもの頃、お友達の家にお泊りをしたことのある人なら、誰もが経験していることかもしれません。最後のページのまりの笑顔は、家に帰ってきた安心感と、親の元を離れて一人でお泊りができたという達成感で満ち溢れています。成長したまりの笑顔は、とっても素敵です。

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