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2年生の今月の本


ツツミマスさんと3つのおくりもの タイトル ツツミマスさんと3つのおくりもの
著者 こがしわ かおり(作)
出版社 小峰書店
 

 ツツミマスさんのおしごとは、なんでもつつむこと。さきたてのタンポポだって、たびさきのうみのすなだってどんなものでもつつみます。ツツミマスさんが「ツツミマス」さんになったきっかけは、まだちいちゃかったころにじいちゃんからもらったおくりもののつつみ。つつみをみるのももらうのもはじめてだったツツミマスさんは、リボンをほどいて、かみをひろげて……うれしくってぞくぞくっ! つつみをなんどもつつんであけて、つつんであけて、つつみに、むちゅうになってしまったのです。
 つつむってふしぎです。つつんであけるとなにかがかわっているような、きがします。でも、じょうずにつつむのは、とってもたいへん。だれかが、うんとじょうずに、うんときれいにつつんでくれたら、みんな、たすかるよね。「それは、わたし。おおきくなったら、ツツミマスさんになる!」というわけで、くるひもくるひもつつんでつつんで、またつつみ…、ツツミマスさんはおみせをひらいたのでした。
 さて、あるあさやってきたのは、トカゲのおきゃくさま。とかげのてのひらには、あさつゆがひとつ、きらきらかがやいていました。「これをカタツムリのおみまいにもっていきたいの。だからつつんで!」せっかくのあさつゆがこのままではおちてしまいます。「おまかせください! でも、ちょっとおまちを」ツツミマスさんはうらのはやしにとんでいきました。

●カタツムリへのお見舞いのきらきらのあさつゆに、雪男の巨大な木馬……。どんなものでもツツミマスさんにおまかせください! あじさいのはっぱに雨のしずくのリボン、春風のリボンなど、おくりものにぴったりの包みできれいにすてきに仕上げてしまいますから、開けたときとっても幸せな気持ちになるんです。3つのお話が入っています。

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