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3年生の今月の本


わんわん探偵団 タイトル わんわん探偵団
著者 杉山 亮(作) 廣川 沙映子(絵)
出版社 偕成社
 

 おれの名は、「スピッツかわい」。しごとは、犬の「くんれん士」だ。むかしはようちえんだったという広いたてものをかりて、一人ぐらしをしている。でも、一人で住んでいるといっても、さみしくはない。なぜなら、おれの家の中は犬だらけだからだ。もちろん、しごとであずかっている犬もいるが、それだけではない。捨てられている犬を見かけると、ついかわいそうになってつれて帰ってきてしまうから、どんどん数がふえていく。おかげで家の中は、たくさんの犬でいつも大さわぎ。えさをやったり、そうじをしたりで、休みの日でも一日中おおいそがしだ。
 ある日、おれはブラッドハウンドのボーボをつれて、お金もちばかりが住んでいるおかの上の町をさん歩していた。すると、いっけんのおやしきの前にパトカーがとまっているのが見えた。どうやら事けんらしい。家の前をとおりすぎようとした時、ちょうど知りあいの黒ぼしけいぶが出てきて、「おや、スピッツくんじゃないか!いいところへ来た。ちょいとたすけてくれんかね?」と言う。
 おやおや、犬のさん歩をしていただけなのに、なんだかへんなぐあいになってきたぞ・・・。

●普通の犬の訓練士として過ごしていた主人公が、「わんわん探偵」として活躍するようになるきっかけとなった事件をはじめ、3つの事件とそれぞれの解決編がセットで収められています。いずれのお話でも様々な種類の犬が活躍しています。謎解きとあわせて、犬好きにはたまらないお話かもしれませんね。

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