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4年生の今月の本


てんぐのそばや 本日開店 タイトル てんぐのそばや 本日開店
著者 伊藤 充子(作) 横山 三七子(絵)
出版社 偕成社
 

 緑につつまれたなみ木通りに、手打ちの本格的なおそばやができました。店の名前は<天狗庵>。店の主人は赤い顔に、大きな長い鼻のてんぐです。
 てんぐがすんでいたそばがら山では、秋にそばの実が収穫できると、みんなでそばをうち、みんなで食べました。なかでもいちばんじょうずにそばをうつのがてんぐだったのです。山をおりて店をやってみたいというてんぐに、山神さまはいいました。「おまえほどのうでならば、さぞかし評判の店となろう。しかしおまえはときに自慢がすぎることがある。じまんバチがさわいで鼻が大きくなったら気をつけるがよい」てんぐの鼻のなかには、いつからかじまんバチがすんでいました。てんぐが自慢をはじめると、じまんバチがさわぎだします。するとてんぐの鼻がどんどん大きくなるのでした。
 天狗庵の開店初日。てんぐは、はりきってそばをうちました。しかし、十二時半になっても、一時半になってもいっこうにお客はきません。天狗庵が開店したその日は、とうとうお客はひとりもきませんでした。

●ちょっと自慢がすぎるてんぐですが、文句をいいつつも、近所や来店した人からのアドバイスを取り入れていきます。そのおかげで、だんだんと、お店が繁盛していきます。そして、それだけではなく、少しずつてんぐの心も変わっていくのです。

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