トップページ > 読書案内 >  5年生の今月の本 > 5年生におすすめの本
 > しずかな魔女

5年生の今月の本


しずかな魔女 タイトル しずかな魔女
著者 市川 朔久子
出版社 岩崎書店
 

 草子は、はじめて図書館でレファレンスを希望した。
<「しずかな子は魔女に向いてる」という文章の出てくる本を探しています>
 司書の深津さんは「うけたまりました」と言って、小さくうなずいて見せた。一週間がたち、二週間がたった。深津さんからはなんの返事もない。いよいよ明日から夏休みという日、草子は<館長>に声をかけられた。
「瀬尾さんですね。これを深津から預かってきました。」と大型の茶封筒をさし出してきた。草子は手に持った封筒をじっと見つめた。深津さん、ほんとうに探してくれたんだ。そっとあたりを見まわし、どきどきしながら封を開ける。なかから現れたのは、本ではなかった。白い紙の束だった。プリントアウトしたばかりの真新しい紙の上に、小さなメモが添えられていた。
<お待たせしました。こちらが、お探しの物語です>
これって――。草子の胸はさらにどきどきと高鳴った。それは、ふたりの女の子の、まぶしい夏休みの物語だった。

●<学校に行きたくない子は図書館にいらっしゃい>そんな呼びかけを目にした草子は、火曜日から金曜日まで図書館で過ごしている。ここが草子の居場所だった。ある日、司書の深津さんが「しずかな子は魔女に向いてる」という言葉を草子へ送ります。草子はその言葉が気になって仕方なくなり、深津さんへレファレンス――本を探すお手伝いを依頼します。

Page Top