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6年生の今月の本


流星と稲妻 タイトル 流星と稲妻
著者 落合 由佳(作)
出版社 講談社
 

「胴あり、勝負あり」
中学校の先生が手をあげて宝の勝利を告げると、クラスメイトたちから歓声が上がった。
うそ。おれが、負けた?
宝と向かい合い、竹刀を納める。立ち上がり、礼をして下がりながら、善太は今の試合を頭の中で再生した。飛びこんで面をかち割りにいって、逆に自らの胴を抜かれるのは、面を得意技にする善太にとって、最大の屈辱だ。
しかも、相手は宝だ。チビで気弱でいつもおどおどしてばかりの宝に、みんなの前でやられたのだ。こんなの、あまりにかっこ悪すぎる。

★中学校の出前授業で、剣道の試合をすることになった善太と宝。いつも気弱な様子の宝が相手とあって、善太は余裕で勝てると思っていましたが、結果は負け。まさかの相手に負けてしまい、どうにも気持ちがおさまらない善太は「おれは大会で優勝したことがある」ととっさにウソをつきます。善太はウソが宝にばれないと思っていましたが、試合後、善太と同じ剣道教室に宝も通うことになりました。

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