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1年生向け季節の本

カバローの大きな口 タイトル カバローの大きな口
著者 戸田和代(作) 荒井良二(絵)
出版社 ポプラ社
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 「カバローの口はでっかいぞ。でっかいから、ひみつがしまっておけないんだ。ないしょ話でもなんでもかんでも、ぺらぺらしゃべってしまうんだ。カバローっていやーなやつさ」――

 ある日、カバのカバローが森を歩いていると、どこからかこんな悪口が聞こえてきました。おこったカバローは、思わずがばっと口をあけました。すると、そのカバローの口からつぎつぎととびだしたのは、みんなのしられたくないひみつ。もうカバローは大ショック。

 カバローはどうにかして、よけいなおしゃべりをしないようにしなくちゃと、あたまをかかえ、色々な方法をためしてみることにしたのです。

「ぜったいに誰にもいわないでね……」と約束しても、うっかり口を滑らせてしまうことって誰にでもありますよね。カバローの場合、ちょっぴり人より多いだけなんです。しかし、大きな大きなカバローの口から飛び出すのは、かくしておきたいみんなのひみつばかりではないんですよ……。
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