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1年生向け季節の本

ライオンくんをごしょうたい タイトル ライオンくんをごしょうたい
著者 角野 栄子(作)
松井 なつ代(絵)
出版社 偕成社
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 ぼくのまちに、すてきなきまりができました。どうぶつえんのどうぶつに、とまりにきてもらっても いいことになったのです。
「どんなどうぶつがいいかなあ。」
「かわいいどうぶつが いいかな、おおきな どうぶつがいいかな。」
「カンガルーのあかちゃんがいいかな。それとも、ぞうがいいかな。」

 ぼくといもうとは、かんがえて ライオンにきてもらうことにしました。おかあさんは、ライオンくんをラッパでおでむえします。いっしょに カレーをたべて、デザートのショートケーキをたべて、にらめっこしたり、うたったり、おえかきしてあそんだり、おふろにはいったり、ぼくといもうとは ライオンくんと すっかり なかよくなって たのしいじかんをすごします。

ライオンくんとすごす時間が、とても楽しそうにほのぼのと描かれています。大きなライオンくんは、「ぐおー」と声を出すと、みんながしりもちをついてしまうほどなのですが、にらめっこでは「こわいよう、そんなに にらまないでよう」とおんおんとなきだしたり、いっしょに寝るときには「おかあさんといっしょみたいだ。」といったりと、やさしくて、かわいらしい面をみせます。もしこんなまちにすんだら、どんな動物を招待しようかなどと、お子さんと一緒に空想の世界を楽しんでみるのもいいかもしれませんね。
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