家庭学習研究社が、週3日通学制で指導する理由
12月 4th, 2008
家庭学習研究社が、週3日通学制を原則としているのには理由があります。子どもの家庭学習を重要視し、自立した勉強のできる子どもの育成を方針としているからです。毎日の塾通いでは、家で勉強する習慣が身につかないし、そもそもお子さんが一人で勉強する時間がつくれません。「受験対策をすべて学習塾でまかなうので、家庭で勉強をする必要はない」とする学習塾もあるようですが、私たちの学習塾は「子どもの自律的学習」を掲げている以上、そういった方法は選択肢にありません。
家庭学習研究社では、授業の翌日は通学がなく、家庭学習に充てています。そこで、授業のおさらい(復習)をしたり、次の授業の準備(予習・4年生は不要)をしたり、副教材の学習をしたりするなど、一人で勉強をする習慣をつけながら学力を伸ばすべく取り組んでいただきます。 たとえば、授業の翌日の復習について考えてみましょう。授業でわかったことも、そのままにすると直に忘れてしまいます。まだ記憶の残っているうちに、家庭で再び取り組んだなら、しっかりと記憶に残ります。また、わかりかけたところ、何となくわかってきたところは、後でじっくりとやり直すのと、そのままにしておくのとでは、学力の身につく度合いに大変な違いが生じます。
授業の翌日は、家庭勉強でおさらいや予習。そして、次への課題を胸に、また翌日は授業を受ける。そしてそのまた翌日は、授業のおさらいや授業の準備。このように、週3日通学制にすると、ほぼ1日交替で授業と家庭学習を繰り返すことになります。それが学習のリズムを生み出すとともに、理に叶った学習の流れが生まれ、合理的に、着実に学力を伸ばしていくことができます。
また、家庭学習は中学、高校、大学へと年齢が進むほどに重要性が増していきます。中学受験をめざす学習生活を通じて、家庭での「自学自習」の姿勢をいち早く身につけていたなら、先々はそれこそ千人力と言えるほどの頼もしい味方を得ているようなものです。