土曜コースの特色について ~その1~

12月 5th, 2008

 家庭学習研究社には、設立当初からからテスト日だけの通学コースがあります。テストは1週おきに行われますから、2週間に1回、土曜日の通学ということになります。校舎の教室数の事情から、三篠校だけに設置しているコースです。

 テスト日だけの通学ということは、テキストの学習は自分でやることを意味します。実際その通りで、土曜コース会員のお子さんは、週3日コースのお子さんと同じテキストを用いて、家庭でカリキュラムの定めたスケジュールに沿って勉強を進めていくことになります。  

   ただし、小学生の自習は簡単にできることではありません。それを可能にするには、「いつ、何を、どこまでやればよいのか」が子どもにもわかるよう配慮されたテキストが必要になってきます。これは、広島の中学入試を視野に入れることも含め、オリジナルのテキストでなければできないことで、私たちが市販の教材を使わない大きな理由の一つになっています。オリジナルテキストの制作は経費面で相当な負担となりますが、「自学自習」を重んじる私たちの学習塾にとって必要不可欠なものです。そこで、30年以上前から教材開発課という専門部署を設け、各教科とも複数のスタッフが、「広島の入試に対応した内容」の、「小学生が一人で取り組めるテキスト」の制作に取り組んでいます。

 それでも問題はいくつか残ります。たとえば、わからないところはどうなるのか、答えが合っているのかどうか子どもに判断できるのか、などの問題です。そこで家庭学習研究社では、講座の開講時にテキストの答えを前渡ししています。算数の場合、答えには正解に漕ぎつけるまでの考え方を詳しく説明した「解説」を添付しています。また、お子さんがやり終えた答えを自分で丸つけするのが困難な4年生については、予めご家庭に「どなたか大人がが○つけをしてください」とお願いしています。

 土曜コースに入会される場合、いきなり高い水準での自学自習は難しいですから、親がかなりしっかりと見守り、お子さん一人での勉強へと少しずつ手を離していくことが望ましいと言えるでしょう。

Posted in アドバイス, 家庭での教育, 家庭学習研究社の特徴

おすすめの記事