県西部3地区でイベントを開催します

11月 5th, 2009

 中学受験というと、“過酷な受験生活”“合格巡る熾烈な競争”“親子共々大変”など、ネガティブな側面ばかりが噂され、「実相について知りたくても、正鵠を射た情報がなかなか得られない」ということを側聞します。受験指導を生業(なりわい)とする私たちですが、自分たちの認識する中学受験とは随分違った情報を鵜呑みにしている保護者がおられてびっくりすることもあります。

 お子さんの中学受験を視野に入れておられる方で、これから学習塾選びを検討される方はおられませんか? また、中学受験に興味はあるものの、まだ“ふんぎり”がつかないでいる方はおられませんか?

 このたび弊社では、そんな方々を対象とした催しを実施します。「子どもの人間力を育む中学受験とは」と題したこの催しは、中学受験を単なる学歴獲得の手段として捉えるのではなく、子どもたちが建設的な人生を歩んでいくために身につけるべき“人間力”を育むための場とすることをご提案するために企画したものです。

 さきほど、中学受験に対するネガティブな側面に関する噂について触れましたが、この種の話はどうしても誇張されやすいのはしかたないことかもしれません。しかし、噂を鵜呑みにすることで思わぬ不幸が生じる怖れもあります。

 受験する以上、「わが子に合格を得させてやりたい」と思うのが親心です。しかし、そのためにすべてが受験優先の生活を子どもに強いたり、子どもの気持ちを無視した受験勉強になったりしたのでは本末転倒です。大人の合格へのこだわりが、子どもの側に立った望ましい受験勉強・受験生活から逸脱させてしまう。それはあってはならないことです。

 中学受験を実り多きものにするためのポイント。それは、“子どもの望ましい成長”という視点を、大人が最後まで見失わないでいられるかどうかではないでしょうか。目の前にある“合格”というハードルだけに気を取られるのではなく、もっと先の子どもの人生の歩みまでを見通すのです。

 では、子どもの望ましい成長に資する中学受験とはどういうものでしょうか。それがこの催しの切り口であり、「子どもの人間力を育む中学受験」というテーマは、当日ご提案する内容をひとことで言い表したものです。

 学歴を得ても、社会に出てから要請される能力がバランスよく身についていなければ、それは“絵に描いた餅”に過ぎません。他者とコミュニケーションを上手にとったり、自分が果たすべき責任を全うしたり、問題を打開するための提案をしたり、リーダーシップを発揮したりするなど、今日の社会を生き抜いていくために欠かせない能力というものがあります。

 これらは一般に“人間力”などと言われていますが、この人間力を身につけるうえで、小学生時代は大変重要な時期にあたります。そして、子どもの人間力を育みながらの受験生活は、子どもを取り巻く周囲の大人、とりわけ保護者の方々と学習塾が配慮すれば実現できるのです。

 当日は、人間力を育む受験生活を実現しつつ、いかにして中学入試を突破するかについて、より詳しく具体的にお話しいたします。学力を伸ばすことと、人間として備えておくべき資質を磨いていくこととを両立させるには、学習塾の指導の枠組みや指導の具体的な方法がその目的にマッチしたものでなければなりません。また、子育てにあたりながらお子さんを見守り応援しておられる、保護者の方々との連携も不可欠です。これらについて明確な指針をご提供することで、弊社のご提案する中学受験の全体像をつかんでいただけることと思います。

 なおこの催しは、県民文化センター、弊社呉校、弊社東広島校の三会場で実施することになっております。いずれの会場も内容は全く同じです。お話しするのは、指導現場を預かる者(校舎責任者)と、システム・教材開発の担当者、筆者の三名です。日程等、詳細は当ホームページでご案内しています。

 興味をおもちになったなら、ぜひお越しください。すでに弊社の教室にお子さんが通われている保護者の方も、受験に対する基本的な考え方を捉え直す場にしていただけると思います。もしもご都合がよろしければ、お気軽にご来場ください。お待ちしています。

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