弊社イベント「私学が君を呼んでいる!」 ~その1~
6月 25th, 2010
6月20日の日曜日には、西区民文化センターホールで「私学が君を呼んでいる!」というタイトルのイベントを実施しました。このタイトルで想像がついたかも知れませんが、広島の主要な私学を紹介する内容となっています。
2002年に始めたこのイベントですが、回を重ねるごとに「ある目的に特化した行事」という色彩を強めています。その目的とは、「中学入試を半年後に控えた、受験生の子どもたちのモチベーションを高める」ということです。したがって、このイベントは毎年6月に実施され(中だるみになりがちな時期)、弊社の6年部児童とその保護者のみが対象となっています。
しかも、どちらかというと保護者は“付き添い”的な存在であり、“主役”は6年生の子どもたちです。「どの私学もいいな」「あの私学へ行きたい!」「あんな先輩のようになりたい!」――子どもたちにこういった私学へのあこがれや、私学に行きたいという気持ちを引き出すような催しとなることを意図しています。
これをお読みいただいている4・5年生家庭の親御さんのなかには、「もっと下の年齢の子どもたちも参加できる行事にしたらどうか」と思われる方もおありでしょう。かつて4、5年生家庭のお子さんも参加できるようにしたこともあります。しかし、受験についての意識がまだ定まっていないお子さんにはいささか時間が長く、またステージに立って話す先輩や先生方の話も十分に理解できないようでした。そこで、「やはり、受験を控えた6年生だけに絞った方がよい」と判断しました。
また、「保護者向けの話をもっとしてほしい」というご要望もいただきます。しかしながら、保護者向けに学校に関する詳しい情報を提供する催しなら、毎年各私学で実施されている学校説明会以上に充実した催しはありません。主要な私学の先生の話が一度に聞けるメリットはあるでしょうが、どうしても1校あたりの内容は中途半端なものになりがちです。
実は、このイベントの開始当初は、私学の先生に自校の特色を語っていただく親向けの内容と、私学の学校生活の様子をビデオで紹介したり、先輩に話をしてもらったりする子ども向けの内容を組み合わせたのですが、結果は失敗でした。先生方は、保護者に向けたアピールにどうしても力が入って時間超過になりますし、子どもたちはそういう話にはすぐに退屈してしまいます。そこで、「受験生の子どもが目を輝かせる催しにしよう!」ということになった次第です。
ここ数年は、男子の部には修道、広島学院、広島城北、広島なぎさの4校、女子の部にはノートルダム清心、広島女学院、広島なぎさ、安田女子の4校をお招きし、これらの私学についての様々な情報を提供しています。
「もっとたくさんの学校を紹介してほしい」「国立の学校はどうして呼ばないのか」「公立の一貫校もあるではないか」という要請やご質問もいただくことがありますが、学校が増えると情報が薄いものになりがちであり、私立と国公立の学校とでは生徒募集に対する姿勢も異なる面があり、今のところ以前からご協力いただいている私学7校に参加をお願いしています。
さて、前置きが長くなりました。今年もお陰様で男子の部、女子の部ともに555名収容の会場がおおよそ埋まるほどの盛況となりました。
イベントの構成は、おおよそ次のようになっています。
★第1部 これであなたも私学博士!?
- 1.映像による私学紹介+先輩によるナレーション
- 2.私学に関するクイズ+先生による説明
★アトラクション
午前/広島学院:ブラスバンド部 午後/安田女子:バトン部
★第2部 私学で夢を叶えよう!!
- 1. 制服紹介+先輩からのメッセージ
- 2. 先輩・先生からの受験アドバイス
- 3. 会員生からの質問コーナー
- 4. 受験生への応援メッセージ(ミニパフォーマンスとエール)
今回は、前置きだけに紙面を使ってしまいました。それぞれの出し物の詳しい内容や様子については、次の機会にご紹介いたします。興味をおもちになったなら、ぜひお読みください。