受験生のおかあさんへ ~お子さんの健闘をお祈りします~
1月 21st, 2011
いよいよ中学入試本番がやってきます。
お子さんが万全の態勢で入試に望めるよう、最後まで気配りをお願いいたします。
お子さんがベストコンディションのもとで実力を発揮され、
最高の入試結果を得られますように。
お子さんの健闘を心よりお祈りいたします。
最後までがんばり通したお子さんを、どうぞ誉めてあげてください。
いよいよ中学入試が目前に迫ってきました。長い受験準備の助走でしたが、いざ入試が来てみると、あっという間のことのように感じておられるおとうさんおかあさんも少なくないことでしょう。人間として完成途上の小学生の受験勉強です。ここに至るまでには、もどかしい思いをされることが多く、心配の種も尽きなかったことと拝察いたします。
あるときは「勉強なんて嫌だ!」と言い出したり、「どうせがんばったって、成績なんて上がらないよ」と、投げやりなことを言ったり・・・親をハラハラさせたりイライラさせたりしたこともあったのではないでしょうか。「もう受験なんてやめてしまえ!」――そんなふうに、癇癪の虫が破裂しそうになったおとうさんおかあさんもきっとおられるでしょう。
しかしながら、まだ人間としての完成の域にはほど遠い小学生の子どもが、ここまでたどり着いたこと自体がすばらしいことではないでしょうか。「よくぞここまでやり通した!」そういう思いをまずはお子さんに伝え、是非とも最大限に誉めてあげていただくようお願いいたします。
無論、入試で結果を残してやりたいのが親心というものです。ここまで来たのだから合格の夢を叶えさせてやりたいのは当然というものでしょう。最後のツメを怠らないよう、万全の態勢でお子さんを入試会場に送りだしてあげてください。
誉められるべきもう一つの存在。それはおかあさんです。
毎年たくさんのお子さんを入試会場に送りだしている私たちですが、そのたびに思うことがあります。それは、「おかあさんという存在のありがたさ」です。
わがままを言ったり、言うことを聞かなかったりを繰り返すわが子を辛抱強く励まし、ここまでたどり着かせたのは他ならぬおかあさんです。おかあさんなしに、ここまで自分の力でやってこられたお子さんなど、おそらく一人もいないのではないでしょうか。入試本番のときにも、会場まで付き添い、わが子の傍で静かに見守っておられるおかあさん。その優しい眼差しに、母親ならではの愛情やわが子を大切に思う気持ちが痛いほど感じられます。
その意味では、おかあさんこそ報われるべきだと私たちは思わずにはいられません。ここに至るまでには、おそらくはお子さんの受験勉強に勝るとも劣らぬエネルギーを割かれたに違いありません。しかしながら、おかあさんの苦労をすくい取り、誉めてくれる人はなかなかいないものです。ここまでお子さんを応援してこられたおかあさんがたに、心より「お疲れさまでした」と申し上げたい気持ちでいっぱいです。
入試が終わったら、結果に関わらず、お子さんにはおかあさんに「ありがとう」と言ってあげてほしいものです。また、おとうさんには是非とも心からの慰労の言葉をかけてあげていただくようお願いいたします。また、おかあさんがたにおかれましては、入試が全て終わるまで後悔の残らぬようお子さんの応援をお願いいたします。