私学紹介イベントを実施しました ~その2~

7月 1st, 2012

 前回は、6月17日(日)に実施した私学紹介イベント、「私学がきみを呼んでいる!」の様子をご紹介しました。なにぶん、午前と午後それぞれ2時間に渡る行事ですので、1回の記事ではご紹介し切れませんでした。今日は、後半の内容を簡単にお伝えします。

 第2部の後半は、「私学で夢を叶えよう、がんばれ中学受験生!!」と題し、来春の受験を控えた6年生の激励に的を絞った内容でプログラムを組みました。

 最初の出し物は、制服ファッションショー。と言うとやや大げさですが、第2部開始にあたって先生と生徒さんが入場する機会を活かして、各校の制服を見ていただこうという趣向です。各校の生徒さんには3名ずつ登場いただくので、冬服と夏服を基本に、あと一人は間服、もしくはクラブ活動のユニフォーム、私服など、学校ごとにお任せして服装の特色をアピールしてもらいました。

 制服紹介に関心が高いのは、何と言っても女子のほうです。毎年のことですが、男子の生徒さんは、制服姿に注目されること自体が恥ずかしいようで、照れながらオズオズと舞台を歩くだけになりがちです。その点、女子は堂々としたもので、舞台に立って一人ひとりポーズを決めてくれます。

 今年は、それでも男子生徒さんに打ち合わせでポーズを決めてもらうようお願いしたせいか、男子の制服紹介もうまくいったように思います。なお、各校の制服の由来や特色については、同席いただいた先生に説明をお願いしました。

 制服紹介が終了し、各校の先生と生徒さんが席に着いた段階で、後半最初の出し物「受験勉強あるある」の始まりです。

 「受験勉強あるある」は、私学の中3生のみなさんに、「受験勉強をしているときに、こんなことがあったかどうか」を、○×で答えてもらうものです。司会者が質問をしたら、生徒さん合計12名(各校3名ずつ)一斉に○か×のプラカードを掲げてもらいます。

 1例をあげると、「勉強をしようと思っているときに限って、親に勉強しろと言われてやる気を失ったことがある」と司会者が読み上げると、生徒さんが一斉に○か×で答えます。採り上げる話題は、受験生活においてとかく生じがちなできごとです。先輩たちはどうだったかを答えてもらうことで、これから入試を迎える受験生たちに親近感をいだかせ、元気づけようというねらいです。

 受験生にとっては、毎日の受験生活でありがちなことだけに、切実な面もあるのでしょう。「ああ、先輩たちもそうだったんだ!」と知った瞬間、ワッという歓声があがります。男子、女子ともに盛り上がるコーナーとなりました。

 なお、質問が終わるごとに中3の生徒さんにコメントをお願いしました。先輩の生徒さんたちは、いずれも気の利いた励ましの言葉をくださり、後輩たちはずいぶんやる気をもらったように思います。

 「受験勉強あるある」で盛り上がったところで、次は「おすすめ勉強法」のコーナー。先輩たちが、それぞれ得意な教科、もしくは苦労した教科などの思い出に基づき、実戦的なアドバイスをしてくださるこのコーナーは、堅い内容にも関わらず大変好評でした。アンケートの結果を見ても、このコーナーは一、二を争う人気でした。特に女子受験生は、メモ帳やノートにぎっしりと先輩のアドバイス内容を書きこんでいました。

 先輩たちにおすすめ勉強法をコーチしてもらった後、今度は先生がたから受験にあたってのアドバイスをいただきました。各校の受験の大まかな傾向を踏まえ、どんな勉強をしておくとよいかなど、かなり突っ込んだアドバイスもあり、受験生はもちろんのこと、おとうさんやおかあさんも一生懸命耳を傾けるコーナーとなりました。

 イベントの主要な内容はこれで終了したことになりますが、最後に、各校の生徒さんと先生に、受験生を励ますメッセージをいただきました。学校ごとにステージの中央に立ってもらい、瞬間芸を交えたり、みなで声を合わせたりするなど、それぞれの学校にお任せの形で受験生を励ましてもらったところで終了という仕掛けです。

 毎年感激するのですが、先生も、生徒さんも自校を愛し、これから受験する子どもたちに心からの声援を送ってくださるとともに、「私たちの学校に来てください」という気持ちを伝えてくださいます。

 この学校愛が胸を打つのです。後輩の受験生たちも、そういう先生や先輩たちを見て、「行きたい!」という気持ちを高めることができるのです。わざわざ日曜日に出演してくださり、受験生たちに情熱を込めたメッセージをくださったことを、心から感謝する次第です。

 これから夏がやってきますが、このイベントをきっかけに、私学への進学に目覚めた6年生の子どもたちが、暑い夏をものともせずに頑張り通してくれることを祈っています。

Posted in 行事レポート

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