夏休みを活かして学習習慣の改善を!

5月 27th, 2013

 早いもので、6月に入ると夏の講座の「申込受付」が始まります。今年は、9日(日)に最初の募集告知チラシを折り込み、翌日の10日(月)から受け付けを開始する予定です。

 ホームページにも、夏の講座の案内を詳しく載せますが、これもチラシと連動していますので9日頃になると思います。4年生については、「これから受験生活のスタートを」とお考えのご家庭も多いことを踏まえ、夏休みの講座のみ「会員選抜試験」を行いません。お申し込みになればどなたも参加いただけます。「塾の勉強についていけるかどうかを試したい」「塾との相性を確かめてから」と思われるかたは、是非この夏の講座をご利用ください。

 今年は夏の講座のテレビCMを新たに制作しています。10日から1ヶ月間、広島テレビとホームテレビで放映します。CMの撮影にあたっては、弊社の教室に通う6年生のみなさんにご協力いただきました。わずか15秒のCMですが、撮影には何時間もかかります。しかし、子どもたちはCMがどうやってつくられるのか興味津々だったのでしょう。退屈そうな素振りを見せるどころか、「あっという間に終わったね」という感想を述べているお子さんもいました。

 CMはまだできあがっていませんが、子どもたちが元気ハツラツと学ぶ弊社の教室の雰囲気がそのまま画面に表現されていると思います。

 さて、今回は夏休み中の勉強について簡単にお伝えしてみようと思います。4・5年生は、「夏期講座」と「夏期集中特訓」が夏休みの講座として組まれています。

 「夏期講座」では、前期講座に引き続き、「基礎力養成期」のカリキュラムに沿って、新規単元を学んでいきます。いっぽうの「夏期集中特訓」は、夏休みまでに学んだ内容を演習形式で学び直す短期講座です。広範囲な内容を短期間に一気に学ぶため、慣れないお子さんには負担が大きいと言えます。初めて弊社の教室に通われるお子さんは、「夏期講座」のみに絞られたほうがよいかもしれません。

 6年生は5月から応用力の養成段階に入っています。夏休みの講座は、「中学受験夏期講習」と「夏期集中特訓」の2講座です。いずれの講座においても、いよいよ入試問題への取り組みを開始します(基礎内容からの出題に絞ります)。「中学受験夏期講習」では、入試に出題される全範囲の重要事項を講義形式で指導します。また「夏期集中特訓」は演習形式によって、入試問題の解法指導を行います。テスト形式の演習型学習は、入試問題への取り組みの開始と相まって、受験に対する意識を一段と高めるきっかけになるでしょう。

 以下は、夏休みの活かしかたについて書いたものです。夏休みの講座に通いながら、どういう点に留意して学ぶとよいかに焦点をあててみました。現会員のご家庭、これから通学を検討いただく家庭の保護者のかたの参考にしていただければ幸いです。 

★夏の講座の活かしかた

1.学習習慣を見直し、計画に沿った着実な家庭学習の流れを築く。

 受験勉強というと、「何を、どれだけ、どのように学ぶか」ということに関心が向きがちです。しかし、大事なのはそれだけではありません。時間になったらサッと机に着いて勉強する習慣、計画に沿って自己管理しながら勉強する習慣を築くことも大変重要です。学習習慣が身についていないお子さんは、無駄が多くて成果の薄い受験生活に陥りがちです。ですから、学習の習慣を固めておくかどうかは、長い目で見ると学力の伸びようや、入試での結果を左右する重要な問題です。
 夏休みは、受験勉強を軸に据えた生活を送ることのできる数少ない機会です。これまでの学習を振り返り、決めたことを決めた時間内にテンポよくやり遂げていく態勢を築いていきましょう。家庭勉強の態勢がしっかりとしたお子さんは、中学進学後も勉強で困ることはありません。

2.授業と家庭学習の連携を強化する。

 授業で単元の主要な考え方や原則を学んだら、記憶がまだ鮮明なうちに家庭で学び直したり、類題に取り組んだりすることが大切です。この繰り返しで学んだ知識や考えかたが記憶され、学力として定着していきます。夏休みの講座期間中は連日授業がありますから、授業と家庭学習の連動性を高める絶好のチャンスです。通常の講座よりもずっと短期間に成果が現れてきます。

3.苦手教科や弱点の対策・強化、学習法の見直しをする。

 どんなお子さんにも苦手教科・苦手単元はあるものです。テストで全然できなかった問題をやり直してみたものの、わからないままになっていることはありませんか?ちょっと見直すだけでわかるようなものなら苦手とは言いません。多くの場合、苦手な部分は十分な補強が為されないままになりがちです。しかしながら、苦手は放っておくと、結局入試が近づいてから悩みの種になりがちです。夏休みは、苦手対策に時間がかけられる数少ない時期の一つ。夏休みの期間全体を見通し、過去のテキストやテストで割り出した苦手部分を計画的にやり直していきましょう。

4.早起きの習慣を定着させ、朝を有効に活用した学習ができるようになる。

 以前書いたことがありますが、朝は睡眠によって前の日の記憶が整理整頓されていますから、脳がスッキリした状態にあります。それを活かし、朝型の学習習慣をつけてはいかがでしょうか。ラジオ体操で毎朝早く起きる夏休みは、朝の時間を有効に活用する学習を定着させるチャンスです。日中はうだるような暑さの日も、早朝はしのぎやすいものです。その時間に勉強すれば、学習の効率も一層高まるでしょう

 

 人間形成の途上にある小学生時代の体験は、その人の学びかたや生きかたに大きな影響を及ぼします。よい学習習慣やよい学習の取り組みを身につけておけば、それは生涯にわたる財産になるものです。夏休みを大いに活かし、学習の習慣や取り組みを改善しておきましょう。

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