私学紹介イベントを実施しました ~その2~

6月 20th, 2013

 前回に引き続き、6月16日(日)に実施した私学紹介イベント、「私学がきみを呼んでいる!」をご紹介します。今回は、後半(第2部)の「私学で夢を叶えよう!がんばれ中学受験生!」の内容や様子をご紹介します。

▲応援エール ▲応援エール

 後半の初っぱなは「制服紹介」です。女子受験生にとって、各私学の制服が「どんなデザインや色をしているか」は、大きな関心事でしょう。また、私学の女子生徒さんも心得たもので、ステージでくるっと回ってポーズを決めてくれたりします。男子の受験生は、女子ほどには制服に関心はないようでしたが、それでも先輩の格好いい制服姿に見入っていたようでした。

 中3の生徒さんが各校3名ずつおられるので、一人は冬服、もう一人は夏服、三人目は間服、もしくは部活のユニホームなど“何でもあり”ということにしました。というわけで、三人目の服装がユニークで子どもたちの目を惹きつけた学校もありました。たとえば修道の生徒さんは、ワンダーフォーゲル部の山登りの格好で登場し、頭上にはチカチカと輝くサーチライト。子どもたちをあっと言わせていました。こうしたパフォーマンスは、直接は私学紹介に関係ないかもしれませんが、その私学の生徒さんへのイメージ形成にもつながります。実際、その生徒さんは自由闊達で威勢のよい“修道生”のイメージをしっかりと後輩たちに印象づけていました。

sannkaku ▲制服紹介(清心中)

sann ▲制服紹介(修道中)

 

 制服の紹介コメントは、各校の先生がたが務めてくださいました。さすが先生です。みなさんとても上手に自校の制服を説明してくださいました。なかには、カバンも生徒さんにもってこさせ、制服に絡めて制カバンの特徴などを説明される先生もおられました。このコーナーは、女子には特に興味を惹きつけていた様子でした。

 制服の紹介が終わると、先生と生徒さんには席に着いていただき、後半の正式な最初のプログラムである、「先輩からの受験アドバイス」を始めました。

 ただし、ただ先輩からのアドバイスを話していただくのでは面白味に欠けます。そこで、「受験生活でこんなことがあった?」という質問を5つ掲げ、それぞれについて○か×のプラカードを掲げて答えてもらいました。この質問コーナーは、「受験勉強あるある」と題して行いました。たとえば、「今やろうと思っていたとき、親に『早く勉強しなさい!』と叱られて腹が立ったことがある?」という問いかけに対して、全員に○か×で答えてもらうという形式です。

 どの質問も、今受験生活を送っている子どもたちの家庭で起こりそうなものだったためか、質問を紹介するたびに、また生徒さんがたが○×で答えるたびに、子どもたちのワッという歓声が漏れてきました。生徒さんがたに○×で答えてもらう前に、まずは会場の受験生たちに「○なら手を挙げて」と呼びかけました。その後で生徒さんがたが答える形式にしたせいか、より会場の受験生の反応が大きかったように思います。、

 全部の質問が終わると、このプログラムのメインテーマである、「先輩からの受験アドバイス」の内容に沿って、中3生のみなさんに受験当時を思い出していただき、後輩に向けて有用なアドバイスをしていただきました。

sannkaku ▲会場のみんなに質問

sann ▲先輩たちの〇×回答

 次のプログラムは、「先輩のおすすめ勉強法」です。3年前に受験を経験した先輩たちから、教科ごとの勉強のコツを伝授してもらいましたが、どの先輩も「後輩たちのためだから」と、丁寧に要点を整理して説明してくださり、受験生の子どもたちは熱心に聞き入っていました。特に、「苦手克服の方法」は、誰もが直面する問題です。女子はメモをとる受験生が多く、とても参考になったようでした。

 先輩たちからおすすめの勉強法を伝授してもらった後は、「先生からの受験アドバイス」のコーナーに移ります。こちらは毎年の入試の傾向や、来年度の見通しなどを踏まえ、「こういう問題が毎年出ています」「こういう勉強をしておきましょう」などという具体的なアドバイスもあり、受験生も保護者も熱心に耳を傾けていました。

▲先輩からのおすすめ勉強法 ▲先輩からのおすすめ勉強法

▲先生からの受験アドバイス ▲先生からの受験アドバイス

 

 さて、いよいよフィナーレです。私学ごとに先生と中3の生徒さん3名、合計4名でパフォーマンスを交えて受験生を励ますエールを送ってくださいました。受験生の気持ちをここでグンと惹きつけて終わろうと、どの私学の先生、生徒さんも工夫を凝らした方法で受験生の子どもたちを激励してくださいました。

▲女学院中による応援メッセージ ▲応援メッセージ(女学院中)

▲なぎさ中による応援メッセージ ▲応援メッセージ(なぎさ中)

 

 これで、全てのプログラムが終わりました。午前・午後ともちょうど2時間の催しで、受験生とは言え小学生にはやや長い時間でしたが、ほとんどのお子さんが退屈そうな素振りを見せず、最後までこの催しを楽しんでくださったように感じました。

 来年は入試に臨む子どもたちです。催しを楽しみながらも、「あの学校に行きたい!」「がんばるぞ!」と、やる気を高めるきっかけになればと念じつつ催しの終了となりました。

 最後に。この催しは、弊社のアピールの場としては位置づけていません。来年の入試が終わり、いよいよ進学先が決まったなら、それ以後はそれぞれの私学の生徒になる子どもたちです。ですから、受験する子どもたちが私学をよく理解し、あこがれの気持ちを抱くきっかけをつくるための行事であることを第一義に定めてこの催しを実施しました。

 そういった趣旨に、私学の先生がたが賛同してくださったからこそ、「子ども目線の、子ども中心の行事」になったのだと思います。私学の先生がたには、心より御礼申し上げる次第です。

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