チラシに入試応援記事を掲載します

1月 13th, 2015

 いよいよ2015年の中学入試が目前に迫ってきました。ご承知のように、広島県西部地区では1月20日(火)が入試解禁日となっています。この日には、早速いくつかの私学の入試が行われます。受験生のみなさんは、最後のチェックとコンディションの調整に余念がないことでしょう。

 弊社では中学入試の解禁日に合わせ、直前の折り込みチラシに受験生を応援するメッセージを掲載しています。これは毎年恒例のことで、今年は1月18日(日)に予定しています。

 今年の記事は、かつて中学入試を経験した若手の広報担当者が、「受験生全員が入試でベストを尽くせますように!」という願いを込めて書きました。広島市、呉市、東広島市の大概の地域には折り込まれると思いますので、受験生のご家庭におかれてはぜひ目を通していただき、「こんなのが家庭学のチラシに載っているよ」とお子さんにお伝えのうえ、一緒にお読みいただければ幸いです。

 新聞を購読しておられないご家庭や、このチラシが折り込まれない地区のかたで興味をもってくださったかたは、弊社のホームページでもご覧になれますので、よろしければそれをご覧ください。

 今年の入試応援記事は、受験生のみなさんが緊張に足を引っ張られないよう、平常心で試験に立ち向かえるよう、入試会場での気持ちのもちかたにスポットをあてて書いています。

 入試会場に到着した後の受験生の様子は様々です。大半のお子さんが入学試験を初めて体験するのですから、当日その場に立ってみないと自分がどんな心境になるか予想できないことでしょう。なかには全く動じることなく、普段と全く変わらない様子で入試を迎える頼もしい強者もいます。

 しかしながら、普段と変わらない表情でいたはずのお子さんが、いざ入試の会場に到着するとみるみる顔がこわばってくることもあります。会場にたどり着く前から、緊張の様子がはっきりとわかるお子さんもいます。受験生とは言ってもまだ12歳ですから無理もありません。

 そんな受験生のみなさんが、受験の緊張から解放され、我を取り戻せるよい方法があります。それをお伝えするのが今回のチラシの記事です。

 筆者も、昨年このブログで直前の心得や入試当日に親に求められる配慮についてお伝えしました。今回も、同じことになろうかと思いますが、今頭に浮かんでくることを簡単にアドバイスさせていただこうと思います。

 以前は筆者も指導の現場に立ち、毎年入試の日には担当する受験生の応援に出向いたものでした。そのたびに「どうして?」と、残念に思ったことがあります。それは、試験開始直前(直後)に血相を変えて入試会場に駆け込んでおられる親子が毎年相当数おられるということです。

 中学入試は多くのお子さんにとって人生で初めての体験です。ただでさえ緊張するのですから、保護者のかたには「時間ぎりぎりに入試会場に到着するなんて、もってのほかである」と心得ていただきたいと存じます。

 誰でも予想のつくことではありますが、心を落ち着かせ精神を集中させるべきときに「時間に間に合うだろうか」と焦るようでは、実力発揮どころではありません。寒い時期の入試ではありますが、「子どもが寒さで実力が出せなかった」などという話は聞いたことがありません。入試日には、30分以上の余裕をもって会場に到着するよう、保護者には算段をしておいていただきたいものです。

 大概の受験生は、会場に着くと普段感じたことのない雰囲気に飲み込まれそうになります。そして、今までに経験のない緊張に襲われて、胸の動悸が止まらなくなるものです。

 しかし、時間がこの問題を解決してくれます。やがて、周囲にいる学校の友だち、塾の仲間に気づき、会話を交わしているうちにいつもの自分を取り戻せるのです。また、「みんな同じなんだ。緊張しているのは自分だけじゃない」と気づくと、逆に落ち着きが出てくるものです。

 こうした、「緊張 → 平常心」のプロセスを経験するための時間があるとないとでは、心理面で大違いではないでしょうか。本番では、もっていない力までは発揮できませんが、もてる力を最大限に出すことはできます。その大前提が平常心で試験に臨めるかどうかにあるのは言うまでもありません。

 無論、弊社の指導担当者もできる限り入試会場には早めに到着するようにしています。そして、一人でも多くの子どもたちを見つけて声をかけるようにしています。

 会場で友達や仲間、塾の先生などと会話をしている時間、ほとんどの保護者はそのわきで静かに様子を見守っておられます。そうして、頃合を見計らって入試会場への入室を促す。それが一番安全なパターンです。

 時間のことばかり長々書いてしまいました。入試当日の心得については、弊社の会員家庭には「保護者説明会」でお伝えしています。また、そのときに配布した冊子に詳しく留意点を明記しています。それをご確認ください。また、よろしければ昨年1月のブログ記事にも目を通していただければ幸いです。

 お子さんが入試という試練を逞しく乗り越え、念願の志望校合格の夢を叶えられますことを心より念じています。
20150113

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