イベントのご案内「私学教育の真の魅力とは!」

11月 9th, 2015

 ここ数年、11月には私学教育のよさや特長についてお伝えするイベントを開催しています。なぜこの時期かと申しますと、11月が弊社の次年度講座の会員募集のスタート時期にあたり、ご家庭においても受験や学習塾通いを意識され始めるころだからです。そうしたタイミングに合わせ、「私学とはどういう教育をするところか」をお伝えする催しを実施すれば、受験生活の開始に備えて情報を収集されるかたのお役に立つのではないかと考えた次第です。20151109

 一昨年は修道と広島女学院、昨年は広島学院とノートルダム清心と、男子校と女子校それぞれ1校ずつ声をおかけし、男女私学2校の校長先生のジョイント形式による催しとしました。今年はどのような催しにしようかといろいろ考えたのですが、修道の田原校長お一人にお願いし、たっぷりと時間をかけて「私立学校の教育」についてお話しいただくことにしました。

 こうした趣旨ですので、田原校長には修道の教育についてのみならず、「私立学校とはそもそもどういう教育の場なのか」という根本に基づいたお話をしていただき、お子さんが男子か女子かに関わらず保護者の参考にしていただけるよう配慮した催しとなっています。

 このイベントは、「私学教育の真の魅力とは!」というタイトルで、11月13日(金)に広島ガーデンパレス(JR広島駅新幹線口より徒歩約6分)を会場に実施します。実施要領に関しては、当ホームページにご案内していますので、そちらでご確認ください。なお、対象者は来春小学4~6年生になる児童の保護者となっていますが、趣旨や内容に興味をおもちになったかたならどなたにお越しいただいても歓迎いたします。お気軽に足を運んでいただければと思います。

 さて、当日の大まかな構成と概要についてお伝えしておきましょう。全体を3部に分けて、なるべくテンポがよくインパクトのある催しにしたいと考えています。

第1部:基調講演「人生に彩りをもたらす私学教育」

 そもそも私学はどういった経緯で誕生したのでしょうか。広島の私学に目をやると、修道は江戸時代の広島藩の藩校に源を発しています。広島学院やノートルダム清心は、第二次大戦直後、原爆で焼け野原となった広島の復興を願うイエズス会の方々(団体はそれぞれ異なります)によって設立されました。また広島女学院は、明治の初期に砂本貞吉牧師によって創設された聖書と英語の私塾が学校としての出発点となっています。

 このように、私学は個人や団体の建学理念をバックボーンとしている点で共通しています。これらが学校としての個性に深く関わっており、その学校出身者ならではの“味”を醸成しているのだと言ってよいでしょう。そしてそれぞれの私学の教育理念には、「いついかなる時代にあっても、人間として生きていくうえで大切にすべきものを携えた人間の育成」という視点が根底にあるという点で共通しています。こうした私学ならではの教育特性は、そこで6年間学ぶなかで一人ひとりの生徒に浸透し、個々の人生の歩みに有形無形の影響を及ぼします。

 話者の田原校長は修道という私立学校の校長であるだけでなく、広島の私学連盟の要職に就いておられる教育者です。また、広島の私学界きっての卓越した話術の持ち主です。自校の教育だけに限らず、私立学校が輩出する人間の特色についてわかり易くお話しくださると思います。私学についての有意義な視点を得られるまたとない機会になることでしょう。

第2部:私学の魅力ウォッチング!(映像)

 普段は見ることのできない、私立学校の校舎内の様子や生徒さんの学校生活、部活やさまざまな行事などの様子を映像でご紹介します。この映像は、修道中学校の藏下教頭が作成されたもので、約15分というボリュームたっぷりの内容となっています。したがって、映像はすべて修道の紹介ということになりますが、私学の学校生活がどういうものかをイメージするうえで大変役立つと思います。
※ご紹介する映像は、修道の「学校説明会」で使用されたものと同じものです。

第3部:校長先生に「そこが聞きたい!」

 「私学って、結局公立学校と比べてどこが違うの?」という疑問をもたれるかたにとって、このコーナーはきっと明確な答えを提供してくれる場になると思います。

 たとえば、「私学生徒の愛校心と一般の公立学校の生徒の愛校心に違いはあるの?」「私学は学費の負担が大きい。それでも私学を選ぶメリットはどこにあるの?」「私立は男女別学が多い。そのメリットはどういうところにあるの?」など、一般的な学校の説明会では学校から切り出してもらえない情報も含め、進学の特性やよさについてより詳しく知ることのできるコーナーにしたいと考えています

 また、入試では必ずしも希望通りの結果が得られるとは限りません。「もしも志望校に受からなかったとき、親はどう対処したらよいの?」「私学で成績上位者になれなかったら、肩身が狭い思いをすることはないのか」、といったようなことについても田原校長にアドバイスをしていただく予定です。

 第3部まで終了した段階でいくらか時間が残るようなら、会場からの質問も受け付ける予定でいます。今小学校6年生の子どもたちが高校2年生生になる2020年には、大学入試改革が実行され、今の知識偏重型入試が大きく変わると言われています。

 こうした大学受験の様相の変化を踏まえ、中学・高校生活をどのような学校でどのような生活を送るべきか。そうした観点からも、今回の催しを通して私学進学の意義を考えてみてはいかがでしょうか。

 それでは当日、みなさんのご来場をお待ちしています。

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