2020「新年度説明会」「入会ガイダンス」にぜひ!
1月 7th, 2020
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
年々少しずつ実施時期が早まっている広島の中学入試ですが、本日(1月7日)の時点で私学の入試は始まっています。昨日はAICJ中学校(入試Ⅰ)、本日は広島城北中学校、広島国際学院中学校(入試①)などの入試が行われています。このあと、五月雨式に各中学校の入試が続きますが、特に20日(月)~25日(土)のおよそ1週間は、広島学院、修道、ノートルダム清心、広島女学院などの主要私学、広島大学附属や県立広島などの国・公立の主要校の入試がたてつづけに行われる予定となっています。
受験生のみなさんにとっては、今からのおよそ3週間が正念場です。塾の先生からのアドバイスを踏まえ、学力の最終チェックは無論のこと、コンディションの管理も怠りないようにしてください。入試の合間を縫っての塾通いも、平常心を失わずに受験に臨むうえで重要な役割を果たします。家にこもって、やり残したことを詰め込もうとすると、却って不安に揺さぶられたり、頭が疲れて窒息状態に陥ったりしかねません。自分に備わっていない力を発揮するのは難しいですが、体調や精神面をうまくコントロールすれば、誰でももてる力をすべて発揮することは可能です。そう、「実力を100%発揮する!」ということをめざしましょう。その意味において一番大切なのは、“普段通り”を維持することです。
かつてこのブログでご紹介したことがありますが、本命校の入試に臨もうとしているお子さんに、「大丈夫。普段通りの力を出せばいいんだよ!」と声をかけたら、「先生、普段通りの力じゃここは受からないよ!」と返されて絶句したことがありました。思えば、彼はそう返答できるだけの落ち着きを保っていたのですね。見事その中学校に合格しました。
以上のことを踏まえ、保護者におかれては、お子さんの心身のコンディションの安定に配慮していただき、ベストの状態で入試会場に足を運べるようサポートをお願いいたします。泣いても笑ってもあともうしばらくで受験生活は終わります。悔いの残らぬ受験になるよう、精いっぱいお子さんを応援してあげてください。
さて、正月が明けるとすぐさまやってくるのが次年度に向けた募集活動です。弊社は小学生のお子さんをお預かりする「中学受験の専門塾」です。受験対策のための学習指導は4~6年生を対象に行っていますが、1~3年生には受験を前提とした学力の土台形成のための指導も行っています。前者を「中学受験部門」、後者を「低学年部門」と呼んでいます。1月には、それぞれの部門について保護者のみなさまにご説明する機会を設けています。興味をおもちになったかたは、ぜひご参加ください。
①低学年部門 「新年度説明会」のご案内
弊社の低学年部門講座は、オリジナル講座の「ジュニアスクール」と、外部より導入している「玉井式国語的算数教室」の2種類があります。
いずれも家庭学習研究社が運営しているので、共通の学力観に基づいて指導にあたっています。ただし、低学年児童期に身につけておきたい学力や学びの態勢を、どのような着眼に基づき、どのような手法で育成するかという点において、明確な違いがあります。また、ジュニアスクールは3年生のみが対象で、広島市内の4校舎で指導にあたっているのに対し、玉井式のほうは1~3年生対象で弊社の全校舎に設置しているという違いがあります。
本催しにおいては、2つの講座のそれぞれについて、指導の仕組みや学習の内容、教材等をわかり易くご説明いたします。両方に通学可能なご家庭におかれては、それぞれの講座の特色をお確かめいただき、保護者のお考えやお子さんのタイプにあった講座をお選びいただけたなら幸いです。
ところで、テストで常に高得点・高順位を得ているお子さんを見ると、子どもに限らず親さえも「うらやましい」と思ってしまうものです。しかしながら、成績がよい理由を、「あの子は才能があるからだ。頭がいいからだ」で片づけてしまうと、何の参考にもなりません。「なぜ、あんなによい成績がとれるのだろう」という視点から、わが子に反映できる適切な方法を見出すのが親の役割ではないでしょうか。
弊社は、このことについて塾という立場から研究を続けています。結論を申し上げると、通常の学問レベルでの「優秀」と言われる成績は、誰でも努力しだいであげることは可能です。では、何をしたらよいのでしょうか。ズバリ申し上げると、「学習活動に適した子どもに育てる」ということです。表面的には天賦の才に見えることも、実は生活や勉強を通して得られたものが殆どなのです。ですから、「どんな生活をし、どんな勉強をしたらよいのか」をしっかりと押さえさえすれば、たいていのお子さんは学力の高い人間になれるのです。
弊社の低学年部門は、この学習適応性を築くということをめざしています。それは、リテラシーの世界に参入して間もない、また、感覚的素養がまだ固まっていない低学年児童期にこそ可能だからです。もう一つ、低学年期の学力形成の大きな影響を及ぼすのが、「親の関わり」です。何事も親に頼っている年齢の子どもだからこそ、親の出方や対応が重要なんですね。下記にご案内している「新年度説明会」にぜひお越しください。講座の説明だけでなく、今述べたことについてもなるべく詳しくご説明いたします。お気軽にお越しください。
②中学受験部門 「入会ガイダンス」のご案内
弊社の中学受験指導カリキュラムは、小学4年生を出発点として編まれています。ただし、それは「4年生から始めないと不利だから」「5年生以降から準備をしたのでは間に合わない」というわけではありません。平均的受験生が、基礎基本を身につけたうえで、無理なく受験対策を完成させるには、4年生から出発する(算数・国語の2教科)のが妥当だと考えるからです。
入試で最も得点差が生じやすいのは算数ですが、それは学校の教科書の内容と入試問題のそれとに、かなり大きな難易度ギャップがあり、それを埋め合わせるための期間が必要となります。そこで弊社では、4年部のスタートから少しずつ算数の進度をあげていき、6年生の春の時点で教科書の範囲をひととおり終了することにしています。そして、そこから教科書レベルと入試レベルとのギャップの穴埋めを計画的に進めていきます。
他教科も、基本的には同様の考えに基づきますが、理科・社会は算数ほど長い期間を必要としないため、5年部から受験対策の指導を始めています。また国語は、読解力や思考力、記述力などは単元でくくれないので短期間で集中的に対策を講じることができず、長期にわたって継続的な鍛錬や指導をすることが求められます。そこで、算数と国語の2教科の指導を4年部から開始し、5年部から理科と社会を加えていくという流れにしています。
本ガイダンスでは、こうした弊社の受験対策における基本的な考えをお伝えするとともに、「中学受験対策の学習と生活で大切にすべきは何か」ということを保護者にお伝えしてまいります。というのも、中学受験はしつけの終わっていない年齢の子どもの受験であり、子どもに無配慮で過重な勉強を強いると、この時期に育てるべきものが疎かになったり、勉強に対する誤った観念が染みついたりする恐れが多分にあるからです。そのことに鑑みるなら、受験生は子ども自身であるけれども、半分は親の受験でもあるということが言えるでしょう。親は毎日の子育てという観点を忘れず、子どもが日々の勉強を通して望ましい成長を遂げるよう見守り応援する必要があるのです。
子どもには将来に大きな可能性が残されています。中学受験は、その可能性をさらに広げるための挑戦なのです。このような考えや視点を保護者と共有し、受験を通じて子どもたちの望ましい成長を支援していくことが中学受験専門塾である弊社の基本的な方針です。
本催しは校舎ごとに実施し、その校舎の責任者が保護者に直接上述のような内容も含めて詳しくご説明する予定です。お子さんが通学する、その校舎の責任者の話を直接お聞きになれば、受験勉強が始まってからの生活の状況もより具体的にイメージできるのではないでしょうか。ぜひお気軽にお越しください。