「秋のおかあさんセミナー」(会員対象)を開催します!
10月 30th, 2022
秋が深まってきましたね。中国山地あたりは、山全体が赤や黄色に染まっていることでしょう。気候的条件のよいこの時期は、何をやるにも集中できるし成果もあがります。受験を控えた6年生のお子さんの勉強も、以前よりも相当に実のあるものになっていることでしょう。毎日の学習メニューをしっかりと定め、着実にやりこなしていくとすばらしい成果が期待できます。がんばれ受験生!
さて、今回は弊社の会員保護者対象の催しのご案内をしようと思います。7月1日に、「夏のおかあさんセミナー」という催しを開催したのですが、覚えておられるでしょうか。そのときは、会員家庭以外の保護者も対象とした催しにしたのですが、今回は弊社の教室に通っている子どもたちのおかあさんを励ます意図で行うため、会員限定とさせていただきます。また、平日は仕事があって参加できないかたがおられることを考慮し、平日と土曜の2回開催としました。
このセミナーは、「中学受験は、子どもの将来的な視点に立って行うべきものであり、子どもの望ましい成長と歩調を合わせてこそのものである」という方針に基づき、家庭教育との連携をはかるために実施するものです。今日の社会は、知力と人間性のバランスがとれている人間を必要としています。特に、国際社会で活躍できる人間になるためには、児童期に学力育成のみに偏重した生活を送るべきではありません。子どもの人間的側面の成長に目を向けたとき、「わが子をいかにほめるか」は、非常に大きなテーマとなるものです。一緒に、効果あるほめかたを研究してみませんか?
では、今回のセミナー日趣旨と大ざっぱな内容をお伝えしましょう。なお、まだ検討中の内容もあり、当日は少し違ったものになる可能性もあります。
「効果的な‟ほめかた”の実践研究」 ~ほめかたにも‟よい”‟悪い”がある!~
①セミナーの趣旨
親はわが子に対し、「積極的に学ぶ姿勢をもってほしい」「大人に言われなくても、自分からやるべきことをやる人間になってほしい」と願います。それを実現するうえで重要なカギを握るのが、「いかにほめるか」ということです。子どもの人間的特徴や行動様式がどのように定まるかは、親のほめかたと密接にリンクしています。児童期までの子どもは、いつでも親にほめてほしいし、ほめられることを何よりの励みにします。ただし、ほめさえすればよいわけではありません。よいほめかたもあれば、逆効果を招くほめかたもあります。今回のセミナーでは、「効果的なほめかた」とはどういうものかを事例をもとに考えていきます。子どもは、親から納得のいくほめられかたをされると、バランスのとれた成長を遂げることができるし、親への信頼と尊敬の気持ちを育むことができます。さらには、学業面でも大きな成果を得ることができるでしょう。一緒にほめ上手になる方法を研究し、子どもの望ましい成長を引き出してまいりましょう。
➁セミナーの構成
1.あなたはわが子をほめていますか? 現状を振り返ってみましょう。
多くのおかあさんは、「結構わが子をほめています」とおっしゃいます。しかし、子どもは逆に、「ほめられていない」と思っているケースがあります。いっぽう。親は「あまりほめていない」と反省していても、子どもは「いつもほめてくれる」と感謝している場合もあります。親子っておもしろいですね。弊社の通学生へのアンケート結果を参考にしつつ、「ほめること」「ほめられること」の現状を一緒に振り返ってみましょう。
2.あなたは、どんなときほめていますか?そもそもほめるのは何のためで
すか?
あなたはどんなときにわが子をほめていますか? よい行いをしたらほめる、成績が上がったらほめる、約束を守ったらほめる…。いろいろあるでしょう。しかし、これらは「~たら」という条件つきであり、ほめることの本来の目的に適っていません。では、子どもをほめるのは何のためでしょうか? まずはそれを考える必要があるのではないでしょうか。
3.日本の子どもの自己肯定感はなぜ低いのでしょうか?
日本の子どもは自己肯定感が低いというデータがあります。自分の能力を過小評価しがちです。国際的な学力調査で上位にある日本の子どもの自己評価が低いのはなぜでしょうか。原因を突き詰めていくと、社会的背景もさることながら、親のほめかたや評価のしかたとも無関係でないことに気づかされます。資料をもとに、一緒に考えてみましょう。わが子が将来、海外で働く可能性は決して低くありません。自己肯定感を宿した人間に成長することは、国際社会で自分をまっとうに通用させるうえで不可欠と言えます。
4.何を見てほめるか。それが子どもの価値観に影響します。
児童期の子どもは、親と生活を共にし、親の子育ての影響を受けて成長していきます。そして、やがて思春期を迎える頃には自分自身の価値観をもつに至ります。この価値観の形成に少なからぬ影響を及ぼすのが、「親がわが子の何を見てほめるか」です。たとえば、結果(テスト結果)を見てほめるか、努力を見てほめるか。同じほめるのでも、子どもに宿る価値観は随分変わります。子どもに親が望むような価値観や生きかたを身につけさせるにはどうしたらよいでしょうか。それをともに考えていきます。
5.子どもの性格に合ったほめかたを研究しましょう!
このセミナーのハイライトです。子どもにはそれぞれ性格の違いがあります。まずは、わが子がどんなタイプの人間かを、4つの代表的なモデルを参考にして確認していきます。子どもの心に響くほめかた、子どもの奮起につながるほめかたは、子どもの性格によって異なる面もあります。わが子にふさわしいほめかたをそれぞれに研究していただきます。ほめかた一つで、わが子の反応が大きく変わることがあります。ほめかたの研究は、子育て的な観点からも大変重要なもので、親子のコミュニケーションにおいて中核をなすテーマの一つです。新たな気づきや発見があるといいですね。
以上がだいたいの内容です。途中で、何度かおかあさん同士で話し合う場面を設けます。ただし、「意見発表」のような堅苦しいものではありません。お互いに、自分の現状や考えを気楽に話し合うスタイルですから、むしろおおいに楽しい時間になるでしょう。無料の催しになっています。また、途中で会場に隣接するショップのコーヒー(メニューは選べます)を飲みながら、おかあさん同士の雑談タイムも設ける予定です。参加いただいたかたに、「よし、今日から大いに子どもをほめてやろう!」と元気いっぱいになっていただければ幸いです。実は、それがこの催しの最大の意図なんです。
2022 秋のおかあさんセミナー 実施要項
●実施日時
1.11月19日(土) 10:30~12:30
2.11月22日(火) 10:30~12:30
※19日、22日とも内容は同じです。●対 象
小学1~5年生の会員家庭保護者
※おかあさんだけでなく、おとうさんの参加も歓迎します。●会 場
パセーラ広島(広島市中区基町6-78)3階
Sofa BOOK AND CAFE●申込方法
事前予約要・申込順(11月7日正午受付開始)
※近日中に詳しい案内を会員専用ページに掲載する予定です。