2023低学年部門「体験学習会」のご案内

1月 20th, 2023

 広島県内の中学入試がいよいよ佳境に入ってきました。1月21日(土)は修道と広島女学院、22日(日)は広島学院とノートルダム清心、23日(月)は広島大学附属の入試が行われる予定です。これらの中学校は昔から広島の受験生にとってあこがれの存在です。今も変わりません。第一志望校にしている受験生がたくさんおられることでしょう。心身のコンディションを整え、全力を尽くしましょう!

受験生のみなさんの健闘を心からお祈り申し上げます。

 

 今回は、受験対策を始める前の年齢のお子さん、具体的にはこの4月から小学1~3年生になるお子さんの保護者に向けたご案内です。「中学受験を考えている。今からどんな勉強をしておけばいいのか知りたい」というかたもおられるかと思います。このようなかたのためにあるのが弊社の低学年部門です。以下は、指導の基本的な方針と、講座の特色を簡単にご説明したものです。

 

①「低学年部門」の学習指導方針

1.子どもに命令して思うままに動かすような指導は行いません。弊社の指導担当者の役割は、学ぶ楽しさを子どもに実感させることであり、それによって学びの能動性を引き出すことにあります。こういった趣旨に基づく授業を起点とし、先々の学力伸長が見込める子どもの育成にあたっていきます。

2.保護者には上記の考えをご理解いただき、保護者と学習塾との連携で子どもの望ましい学習姿勢を築いていきたいと考えています。やらされ勉強ではなく、子ども自身のがんばりで学力を伸ばしてこそ、子どもの将来につながると考えるからです。

3.少人数集団指導という点では、玉井式もジュニアも同じです。週1回の指導ですが、一人ひとりの長所と短所をなるべく具体的に掌握し、進歩しつつある点、改善すべき点をしっかりと掌握した指導の実践を心がけています。

4.指導担当者には、上記の考えを理解したうえで、個々の特性や能力を活かした授業の実現に向けてがんばってもらっています。特に大切にしているのは子どもたちの授業への積極的な参加意識です。そのせいか、ほとんどの子どもたちが、塾への通学を楽しみにしてくださっています。

5.低学年部の通学は週1日が原則であり、授業だけでは十分な成果は見込めません。そこで、玉井式もジュニアスクールも、家庭学習用の教材を用意し、毎日継続して取り組んでいただくようにしています。授業で学ぶ楽しさを実感し、家庭で自学自習の習慣を築いていく。この二つがかみ合うことで強固な学力基盤を築いていきます。

 

②「玉井式国語的算数教室」 1~3年生対象

 高学年になってから顕在化する学力差の原因になりがちな資質やセンスに着目し、それらを重点的に伸ばすのがこの講座の最大の特色です。つまり、オールインワンの講座ではなく、明確な指導意図(イメージング力の育成)をもった講座です。具体的にはつぎのような成果を意図しています。

1.算数の課題の場面をイメージし、自分で立式できる能力を育む。

2.図形の識別能力、イメージ操作能力などを引き出す。

3.長文読解力を養う(著述内容をイメージし、追体験しながら楽しめる
  力を養う)。

 玉井式は必ずしも学習指導要領に沿っておらず、高学年の学習内容をシンプルな形で先取り体験させている点がジュニアスクールとの違いです。また、3年生になるとかなり難しい課題もあります。ただし、1~2年生からこの講座になじんでいるお子さんは、最後まで楽しく通ってくださっています。高学年の受験部門(4~6年生)でも、トップランクの成績をあげているお子さんが相当数おられます。

 玉井式の特色の一つは、授業にアニメーションを活用していることです。キャラクターを中心として展開する物語が算数課題となっており、具体的な状況で数に関わる様々な課題を解決していく学習を楽しく体験していただけます。また、図形もアニメーションの特性を最大限に活用し、短い時間で効率的に図形の感覚的素養に刺激を当てる体験を提供しています。子どもたちにとって、アニメーションを介した学習は掛け値なしに楽しいもののようで、全員が食い入るように画面に集中し、充実した学びの時間を実現している点が自慢です。

 ただし、アニメーションが授業を行うわけではありません。アニメーションはあくまで学習を有効にするためのツールであり、授業自体は専門の先生(授業担当者)が行います。担当者は一人ひとりの授業参加の様子を掌握し、全員が積極的に授業に加わって成果をあげるよう導いていきます。

 

③「ジュニアスクール」 3年生対象

 ジュニアスクールは、玉井式とは対照的に算数と国語のバランスをとった内容の講座であることがその特徴でしょう。学習の流れは基本的に指導要領に沿っており、難しい内容を扱うよりも、基礎・基本の習得を大切にしています。また、先々も長く続く集団指導を視野に入れ、積極的な授業姿勢を育てるなど、集団指導への適応性の高い子どもの育成を柱に掲げています。

1.発言・発表の場を多く設け、集団指導への適性を育てる。

2.低学年期の子どもの特性を踏まえ、具体物を用いた指導を行う。

3.受験対策の前提となる基礎学力を養う。

 以前、ジュニアスクールの説明会で、「低学年期こそ、コミュニケーション能力を育む重要な時期だ」とお伝えしました。すると、保護者から大きな反応がありました。中学校進学後の学力形成や社会参加において、コミュニケーション能力は決定的な役割を果たしますから、当然のことでしょう。

 また、算数の基礎基本である「数の操作能力」を磨くとともに、学習場面で出てくる数のもつ意味を理解し、「立式する力」の育成に努めています。難しい内容の学習を訓練で形式的に解けるようになるよりも、基本をじっくり育てることを大切にしている点を評価する声もかなりいただきました。

 ジュニアスクールでは、「読み書きの態勢づくり」を大切にしています。特に読む力は、中学受験では全ての教科の成績に大きな影響を及ぼします。弊社では「音読練習帳」を独自に作成し、家庭で音読練習に取り組んでいただくなど、読みの態勢づくりに力を入れています。

 また、家庭学習の習慣づけ、基礎学力保障という観点から、家庭勉強に力を入れているのも、ジュニアスクールの特徴です。ただし、家庭学習の実践にあたっては保護者のご理解とサポートが欠かせません。玉井式よりもやや保護者のサポートが多めになることをご承知おきください。

 ジュニアスクールの出身者も、高学年になってからの受験勉強でトップランクの成績を収めている児童が一定数います。ジュニアスクールには通学のない「ホームワークコース」がありますが、このコースからも高学年の部門で優秀な成績を収めている児童が少なくありません。

 

 1月末から2月にかけて、弊社の各校舎で低学年部門の「体験授業会」を実施いたします。ちょっと興味をもってくださっただけのご家庭も、「試しにわが子がどう反応するか確かめたい」というかたも歓迎いたします。以下は、日程を簡単にお知らせしたものです。興味をおもちになったかたは、ホームページに詳しい案内がありますので、それをご覧になったうえでお申し込みください。

 

2023「低学年部門」体験授業会の日程 ※画像をクリックすると拡大表示されます

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