3年生「冬期集中講座」のご案内 12/24~27(4日間)

11月 19th, 2024

 勉強から得られものの価値を知っている人間は、たとえ辛くてもても学ぶことを厭いません。それは小学生ですら言えることです。中学受験対策の勉強は決して楽ではありませんが、「勉強は楽しさや喜びを与えてくれる」ということを実感する経験をしたなら状況は変わってきます。子どもに教えるべきは勉強の厳しさではなく、楽しさなのです。3年生「冬期集中講座」は、このような考えに基づいて実施する特別な4日間のイベントです。

 ただし、3年生と言えばまだ8歳前後の子どもです。たとえ数日でも、「中学受験のための塾に通う」となると、「難しい問題がいっぱいでチンプンカンプンではないか」とか、「怖い先生がいるのではないか」と、心配するお子さんもおられるかもしれませんね。特に、学習塾、それも進学塾と呼ばれる受験準備のための学習塾に通うとなると、尻込みをするお子さんもおられるかもしれません。だいじょうぶです。心配要りません。「難しい問題」「怖い先生」とは無縁の、楽しく心の弾む学習体験を、親切で愛情深い先生が授業を通じて提供します。

 この冬休み講座は、これから受験生活を始めるお子さんに、「自分で解決の道筋を発見したときの喜び」や「やり遂げたときの征服感」など、勉強の価値の本質に触れる体験を提供することを目的として実施するものです。たとえば算数。まずは、学習課題について子どもたちが興味をもつよう配慮した導入から始め、学習活動に対して前向きな姿勢を築くうえで必須の、「どういうことか知りたい!」「自分で考えて解決したい!」という欲求を引き出します。そこから疑問を解決するための突破口を見つけ出すべく、考えを巡らしていくプロセスを全員に体験させ、授業を流れに載せていきます。

 まずは、この講座に参加してみてください。通学初日の帰宅後、お子さんはどんな反応を示すでしょうか? 「楽しかったよ!」という声が聞こえるでしょうか? 無論、勉強は楽しいばかりではありません。むしろ取り組みのプロセスでは苦労を伴うものです。しかし、「自分で解決したい!」という内発的な動機に支えられた思考活動なら辛くもなんともありません。そういう思いを子どもたちが実感する体験を提供するのが、この4日間の集中講座の大きな目的です。これが勉強の“よさ”であり、それを継続的に体感した子どもは、やがて知りたいがために、納得したいがために、敢えて自分に高度な勉強を課そうとするようになります。こういう流れをつくってやるのが、われわれ大人の役割ではないでしょうか?

 この冬の学習体験を起点に、高い目標をもって学ぶ人間になるための、意義ある第一歩を踏み出しませんか? 子どもの長い学びの人生に、大人が関われるのはそう長い期間ではありません。素直で頭の柔らかい小学生までがチャンスです! 最終日にはテストを実施しますが、一定の学力基準を満たしたお子さんには、当社の「4年部」への入会資格を進呈します。この講座を、実りある受験生活の始まりの、よききっかけにしていただければ幸いです。

 最後にこの記事をお読みくださっている3年生の保護者のみなさまに、中学受験に対する私たち家庭学習研究社の考えをお伝えしておこうと思います。

 私たちは、お預かりするお子さんが、合格しさえすればいいのだとは思いません。指導にあたったお子さんが、中学進学後、学力不振で苦しんでいるなどという話を耳にしたら、心底落胆することでしょう。合格が、子どもたちにとって、さらなる成長に向けた足がかりにならなければ、私たちのしたことも何ら意味をもたないからです。おとうさんおかあさんにとっては、なおさらしょう。わが子の受験は、進学後の充実した学校生活、さらにはもっと先の飛躍を思い描いてのことだったはずです。それなのに、親の思いとは裏腹にわが子が苦しむことになる。そんなことを、いったい誰が想像するでしょうか。仮にそういう事態が幾ばくかでも学習塾の指導に起因するものであったとしたら、その学習塾は、社会的使命を果たしていないだけでなく、存在意義すら疑われても仕方ありません。それは、私たち自身、自らの学習指導にも問いかけていることです。

 子どもたちが、見事志望校に合格するだけでなく、中学進学後もおとうさんおかあさんの期待に応えてますます熱心に学び、立派に成長していく。それをたくさんの子どもたちに保証できる学習指導とはどのようなものか――。それに対する回答として、一つ言えるのは「子どもの自律的な学びの姿勢を築くこと」だと私たちは考えています。

 この講座への参加で、お子さんが知ること、発見することの楽しさを味わい、自ら勉強に取り組もうとする自律性が芽生えることを願っています。より多くのご家庭に参加していただくため、授業にかかる経費は極力抑えています。ぜひ、お気軽に参加ください。

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