トップページ > 読書案内 >  1年生の今月の本 > 1年生におすすめの本
 > ぼくだけのこと

1年生の今月の本


ぼくだけのこと タイトル ぼくだけのこと
著者 森 絵都
出版社 理論社
 

 ぼくにはきょうだいがふたりいる。おにいちゃんがひとりに、いもうとがひとり。さんにんきょうだいのなかで、ぼくだけ、みぎのほっぺにえくぼがある。これは、ちょっとうれしいぼくだけのこと。

 ぼくにはかぞくがよにんいる。おとうさんと、おかあさんと、おにいちゃんと、いもうと。ごにんかぞくのなかで、ぼくだけ、いつもかにさされる。これは、ちょっとこまったぼくだけのこと。

 ぼくにはなかよしがろくにんいる。おんなのこがよにんに、おとこのこがふたり。しちにんぐみのなかで、ぼくだけ、さかだちができる。これはちょっととくいなぼくだけのこと。

●みんな世界中でたったひとりのかけがえのない存在。やさしい言葉で綴られているけれど、とても奥の深い作品です。

Page Top