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1年生の今月の本


ともだちできたから タイトル ともだちできたから
著者 白井 三香子
出版社 PHPにこにこえほん
 

「ふゆをこすのにいるものは、うーんといっぱいのたきぎとたべもの。さてと、わすれたものはないかな。」
 もりのどうぶつたちがふゆにそなえてせっせとはたらき、あつめたもの。それをきつねは、あちこちのいえにしのびこみ、ばれないようにすこしずつ、こっそりちょうだいしてきたのです。きつねのなやは、ぎっしり。

  なんにちかすると、おそろしいふぶきがやってきました。しばらくして、いえのなかのたきぎもたべものも、みんなたりなくなりました。
「へいき、へいき。なやにいけば、なんでもいっぱいあるからね。」
 ふぶきのおとがやんだあさ、きつねはいえのそとへでようとしました。ところが、とびらのそとは、まっしろなゆきのかべ。きつねは、なやにむかってトンネルをほりはじめました。やっとのことで、スコップがかべにごつんとあたりました。ところがそこは……。

●ひとのものをぬすんで、ふゆをこそうとしたきつね。しかし、ゆきにうもれたなかでのであいやふれあいで、少しずつきもちがかわっていきます。きつねがさいごに見つけた“ふゆをこすのにいるもの”は……?

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