ぶたのブートンは、いえにかえってくるなり、
「なにかちょうだい！」
と、いつもいいます。するとママぶたが
「はい、ホットケーキ。はい、プリン。」
といって、ホットケーキなら５０まい、プリンなら３０こつくってくれます。

「ああおいしかった！　ママのホットケーキさいこう。」
いつもならそういって、あそびにいきますが、その日のママは、きんじょのおばさんぶたとみちでぺちゃぺちゃ……。

　 ブートンが、
「ママ、ママ、なにかちょうだい。」
といっても、
「ちょっとまってね。」
というばかり。そこでブートンは、“でたらめソング”をうたいながら、じぶんでホットケーキをつくることにしました。

　ところが、ママのようにうまくいきません。ホットケーキは、ビスケットかダンゴのようになりました。そこで、それをイルカのかたちにきってたべました。すると……。しっぽのつけねがむずがゆくなってきて、ブートンのおしりがイルカのしっぽに……。