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> ふりかけの神さま
タイトル | ふりかけの神さま | |
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著者 | 令丈 ヒロ子 | |
出版社 | 佼成出版社 | |
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「さら、はやくごはんたべちゃわないと、ちこくするわよ!」 またママにおこられた。さらは、うん……とうつむいた。目のまえにあるのは、さらのきらいなものばかり。わかめのおみそしる、さかなのきりみをやいたの、たまごやき……。 なんにもたべられるものがないのだ。でも、おなかはすいている。さらは、こっそり、しょっきだなから、『にこにこ・のりたまご・ふりかけ』をとりだして、ごはんにたっぷりかけた。これさえあればだいじょうぶ。ゆううつな気もちがふきとんで、ごきげんでごはんをたべた。 だけど、すぐにママに見つかった。 その日の学校のかえりみち、さらは、じんじゃでかみさまにおねがいした。 ●「ふりかけは、すきですか? わたしは、大すきです。ふりかけ研究の本を読んだら、ふりかけのご先祖さまって『ごはんに塩ぱらぱら』らしいよ。なるほどなるほど。それもおいしいよね。ごはんもおかずも、なんでもおいしくたべて、毎日元気で、たのしくすごしてね。」という、作者からのメッセージが添えられています。 |