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1年生の今月の本


さんまいのおふだ タイトル さんまいのおふだ
著者 水沢 謙一/再話
出版社 福音館書店
 

 むかし、やまのてらに、おしょうさんとこぞうがすんでいたって。あるひ、こぞうは、やまへはなきりにでかけた。はなをとっているうちに、くらくなって、かえるみちがわからなくなってしまった。

「さあ、こまった」
とおもっていたら、やまのむこうに、ちいさなうちがみえた。そのうちには、しらがのおばばがひとりいた。こぞうは、ひとばん、そのうちにとめてもらうことになった。

  そのばん、こそうがめをさましたら、おばばが、こぞうのあたまをなめて、
「こぞうはうまそうだな」
なんていっている。そう、おばばは、くちはみみまでさけた、おにばさだったのだ。

●スリル満点の昔話です。三枚のお札を使って逃げていくところが見所。ハラハラドキドキの連続です。新潟の方言がたくさん使われているのもおもしろいですよ。

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