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1年生の今月の本


おたすけうさぎのミミイ タイトル おたすけうさぎのミミイ
著者 しらね あつこ
出版社 草炎社
 

「いつまでねておるんじゃ!」
 うさぎのミミイは、おおごえでおこされました。やぎじいさんでした。
「ミミイ、いいかげんにおきろ! おてんとうさんは、もうそらのてっぺんじゃ。」
「だって、まだねむたいよう。おきたって、いいことないもん……。むにゃ、むにゃ。」
 ミミイは、ベッドにもぐりこもうとします。
「やれやれ。ミミイ、ねてばかりいないで、だれかをたすけることでもできんのか。そうすりゃあ、まわりまわって、じぶんにかえってくるんじゃがなあ。」
「えっ、かえってくるって、なにが?」
 ミミイは、はねおきました。
「そりゃあなあ……、おおきなたからものじゃよ。」
 やぎじいさんが、さそうようにいいました。
「たからものかあ! だれかをたすければいいのか。よし、それなら……。」
 ミミイは、もりへでかけていきました。

● 『おたすけうさぎのミミイ』は、だれかを助けて、宝物を手にすることができるのでしょうか。色彩のきれいな絵、たくさんの動物のセリフ……。読み聞かせをしてあげるのに、ぴったりな1冊です。

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