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1年生の今月の本


きつねとぶどう タイトル きつねとぶどう
著者 坪田 譲治(作) いもと ようこ(絵)
出版社 白泉社
 

「こーんこん、おなかがすいたよ。」
 やまのなかのキツネのすで、キツネのこどもがないていました。すると、おかあさんキツネが
「まっててね。いま、おかあさんがおいしいものをとってきてあげる。」
 おかあさんキツネは、やまをこえて、ぶどうをとりにでかけました。

  しかし、ぶどうをはこぶのにつかれて、きのしたでやすんでいました。すると、りょうしのいぬが、わんわんとないているこえがするではありませんか!

「こーん、あぶない! はやくにげなさい!!」
 コギツネは、おかあさんのこえにびっくりして、あなをとびだし、やまのおくへにげていきました。

  それから……どのくらいのつきひがたったでしょうか。おかあさんをさがして、やまのなかをあるいているうち、コギツネはおおきくなり……。

●おなかをすかせたコギツネのために、やまをこえて、ぶどうをとりに出かけたおかあさん。しかし、すにかえるとちゅうで、りょうしにみつかってしまいます。おかあさんは、大きな声でコギツネにきけんを知らせますが……。どうぶつの世界も、にんげんの世界も親子の愛情の深さは、いつの時代も変わりなくとても感動的な作品です。

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