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1年生の今月の本


つりばしゆらゆら タイトル つりばしゆらゆら
著者 もりやま みやこ
出版社 あかね書房
 

 たにがわのうえに、ながくてほそいつりばしがかかっていました。いのししのおじさんから、はしのむこうに、きつねのおんなのこがいる、ときいたきつねのこは、
「その きつねの おんなの こに あいたいな」
といいます。でも、くまのこは、
「いつか いってみようね」
といい、うさぎのこは、
「そうね。もうすこし おおきくなれば つりばしだって へいきで わたれるわ」
といいます。

「でも……」
 と、どうしてもあきらめきれないきつねのこは、つぎのひのあさ、たったひとりでつりばしのたもとにやってきたのでした。

●きつねの子は、毎日一歩ずつ、たった一人でつりばしを渡りはじめます。まだ見ぬ、つりばしの向こうのきつねのおんなのこにおもいをはせながら……。きつねのこは、つりばしの向こうまで渡りきることができるのでしょうか。一心にがんばるきつねのこの姿が、心の中に小さな勇気をぽっと灯してくれるようなお話です。

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