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1年生の今月の本


まいごのペンギン フジのはなし タイトル まいごのペンギン フジのはなし
著者 鶴見 正夫(作) 赤岩 保元(絵)
出版社 金の星社
 

 ここは南極大陸。そのさむい氷の国の海辺に、たくさんのペンギンたちがいました。ペンギンたちが海にとびこみ、魚をとっていると、黒いかげがあらわれました。シャチのむれです。シャチは、ペンギンを食べてしまう、おそろしい海のギャングなのです。にげていくうちに、氷の上にとびのった一わのペンギンがむれからはなれてしまいました。ペンギンをのせた大きな氷は、どんどんながれて、ある大きな船のそばを通りかかりました。日本の船です。こうしてペンギンはたすけられ、「フジ」という名前でよばれることになりました。

 やがて、フジをのせた船は、みなとに着き、フジはある場所にはこばれました。そこは『長崎すいぞくかん』でした。

●無事に助けられたフジでしたが、仲間とはぐれ、とても寂しい思いをしていました。水族館にはたくさんのペンギンがいましたが、そこでも仲間はずれにされてしまいます。でも、あることがきっかけでみんなと仲良しに……本当にあった心温まるお話です。

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