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タイトル | つきのよるのものがたり | |
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著者 | かさい まり(作) 黒井 健(絵) | |
出版社 | ひさかたチャイルド | |
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いつもよりおつきさまがあおじろいよるのこと。もりのびじゅつかんはだれもいないはずなのに、なにやらぼそぼそはなしごえがきこえます。 「いつもおつきさまばっかりみてるね」 おはなししているのは、びじゅつかんの『つきのよる』という絵の中の3びきのねずみたち。まんまるのほほえむようにやさしいおつきさまと、その白い光にてらされたねずみたちがえがかれています。 「そうだ! きょうはびじゅつかんおやすみ。おひさまみにいこうよ」 そういって、ねずみたちはえいっとえのなかからとびだし、おひさまをさがしに行きました。 ●おつきさましかみたことのないねずみたちが、えのなかからとびだし、はじめておひさまにであいます。ねずみたちが、おひさまのあたたかさ、つよいひかり、てらされた色のうつくしさを体いっぱいで感じ、かみしめているようすは、私たちをやさしい気持ちにさせてくれます。 |