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タイトル | ふたりでおつかい | |
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著者 | ばん ひろこ(作) つちだ よしはる(絵) | |
出版社 | 新日本出版社 | |
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のり子とたくは、ふたりで おつかいにいくことになりました。いなかのおばあちゃんから、りんごを たくさんもらったので、新町の ゆきおばちゃんのところへ とどけにいくのです。ゆきおばちゃんは、バスにのって 15分くらいのところに すんでいますが、ふたりきりでいくのは はじめてでした。のり子は いつもより うんと おねえさんになったような きがしてきました。 バスていにつくと、のり子はおへその上のあたりが きゅっといたくなったようなきがして、うしろをふりかえりました。もう、のり子のいえも おかあさんも みえません。むねが トクトクと なりだしました。(だいじょうぶ、だいじょうぶ)おまじないのように こころの中で くりかえしました。赤いいろのバスが どんどん大きくなって ちかづいてきました。のり子は つないだ手に 力をいれて、バスに のりこみました。 ●バスの中ではいろんなことが起こります。のり子の緊張感がとても上手に描かれていて、こちらまでドキドキしてしまいます。のり子と同じような経験をしたことのあるお子さんも多いのではないでしょうか? |