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> あたまのぽよよん
タイトル | あたまのぽよよん | |
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著者 | 令丈 ヒロ子(作・絵) | |
出版社 | 講談社 | |
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ある日とつぜん、タカシくんの前に『ぽよよん』があらわれました。『ぽよよん』は、まあるくて人の頭の上に浮いていて、その人が心の中で思ったことをかわりに話してしまいます。 その日、タカシ君は落としてしまった消しゴムをとなりの席のみずきちゃんにひろってもらいました。すると、みずきちゃんはいつものようにニコニコしていたけど、みずきちゃんの『ぽよよん』が「もーう、いつもいつも、タカシ君ってこまった子ね!」とめいわくそうににらんできました。担任のたかしま先生の『ぽよよん』は「ああ、頭いたい。かぜかしら。もーう、はやくおわらないかな、このじゅぎょう!」と機嫌悪そうにしゃべっています。いつもはわからないみんなの考えていることがわかり、おどろいたタカシ君ですが、ふとあるおもしろいことにも気づきました。 ●たとえ『ぽよよん』が見えなくても、相手の様子によってその人の機嫌が良いのか悪いのか分かることはよくあるとおもいます。いつもと違った様子の人を気に掛けたり、相手の気持ちを考えて行動したりすることの大切さを教えてくれる作品です。 |