ホンワカかわいい　おとぼけ話｜１年生｜小学生のための読書案内

	タイトル	ホンワカかわいい　おとぼけ話
	著者	木暮正夫（文）　原ゆたか（絵）
	出版社	岩崎書店

むかし、お日さまとお月さまとかみなりさまが、三人で、たびをしていました。夕方になったので、3人は、やどやにとまることにしました。つぎのあさ、かみなりさまが目をさますと、お日さまもお月さまも、もういませんでした。かみなりさまが、やどやのあるじにたずねると、「はい、もう、とっくにたたれましたよ。」とあるじは、こたえました。「えっ。むかしから『月日のたつのは、はやいもの』というが、まったくそのとおりだ。」と、かみなりさまは、いいました。やどやのあるじは、かみなりさまにききました。「かみなりさまは、なんじごろのおでかけになりますか。」　さて、かみなりさまは、なんと答えたでしょうか？ ●子どもたちに語り継がれている昔話のなかから、短くて、かわいくて、おかしみのある話が集められています。ことわざや、伝承や、お子さんが大好きなダジャレばなしが、分かりやすくおもしろくかかれています。長いお話を読み始める前の手始めの本として、読書に対して親しみをもたせてくれることでしょう。

小学１～３年低学年部門では、冬または夏にその季節にあった本を紹介しています。冬休みや夏休みにお子さんと一緒に読書タイムをお過ごしください。