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1年生の今月の本


じどうしゃ じどうしゃ じどうしゃ タイトル じどうしゃ じどうしゃ じどうしゃ
著者 渡辺 茂男(作)  大友 康夫(絵)
出版社 あかね書房
 

  タクシーは、おきゃくさんをのせました。おきゃくさんは、
「となりむらまで。」
と、いいました。タクシーが、ひろーい ぼくじょうに さしかかると、じどうしゃが ずらーり つながって とまっていました。タクシーは とまりました。
「どうしたんだろう。」
 十五ふん、二十ぷんたっても うごきません。

  タクシーのうんてんしゅさんは、トレーラーのうんてんしゅさんに、ききにいきました。トレーラーのうんてんしゅさんは、キャンピングカーの うんてんしゅさんに、ききにいきました。キャンピングカーのうんてんしゅさんは タンクローリーのうんてんしゅさんに、ききにいきました。

  ウーウーウーと、パトカーがサイレンをならして、はんたいがわの しゃせんを、はしっていきました。うんてんしゅさんも おきゃくさんも、「パトカーの うしろに ついて はしっていきたいなあ。」と おもいました。

●ページをめくるごとに、一列に並んだ、いろいろな車が、つぎつぎと出てくるのを、イラストとともに、楽しむことができます。渋滞で「先頭は、いったい何をしているんだろう。」と、考えたことはありませんか。原因は、この本にでてくるように、実は、意外なことなのかも知れませんね。車で出かけて、渋滞にあってしまったときに、この本のことを話題にされると、ほのぼのと気持ちが和らいでいきそうです。

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