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1年生の今月の本


バーバちゃんのおきゃくさま タイトル バーバちゃんのおきゃくさま
著者 神沢 利子(作) 山脇 百合子(絵)
出版社 偕成社
 

  あひるの バーバちゃんが、にわをそうじしていると、とつぜん、でんわがなりだしました。
「バーバちゃん?あたし、いいもの もってるの。みせに いっても いい?」
 でんわは きれました。
「まあ、いったい だれでしょう。あたしに いいもの もってきてくれるなんて。でも、こまったわ。うちには いいものが ないんですもの。あたしも いいもの かってこなくちゃ。」
 バーバちゃんは そとへ でかけました。

  そとでは おともだちが たのしそうに あそんでいます。バーバちゃんは、おもわず、かけよって いっしょに あそんでしまいますが、
「わたし、いいもの みつけに いくのよ。また あとでね。」
と、さきを いそぎます。

  すると、むこうから、きいろい かさをさした 女の子が やってきました。かさを くるくる まわしながら、うたっています。そこへ、とつぜん かぜが ふいてきて、女の子がふわり。

●あわてんぼうで、そそっかしいところのあるバーバちゃんは、「あたしのこと、おじょうさんだって。」と、ついつい、なわとびに入ってしまったり、あそびに熱中するあまりに、「えーと、どこへ いくんだったかしら。」と、言ってみたりと、愛嬌いっぱいです。 ばたばたと動き回るあひるのバーバちゃんと、お話の軽快なテンポがマッチして、楽しく読み進めることができます。

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