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1年生の今月の本


スカンクプウちゃん タイトル スカンクプウちゃん
著者 とりごえ まり(作・絵)
出版社 講談社
 

 スカンクの おならは とっても きょうりょくです。きけんから みをまもるときに それはそれは とても くさい おならをします。
 スカンクの プウちゃんは はずかしがりやの おんなのこ。スカンクの がっこうに かよっています。がっこうでは、おならの れんしゅうを しますが、プウちゃんだけは はずかしくて みんなと おなじように じょうずに おならを することができません。

  がっこうの かえりみち、プウちゃんは ねこの おんなのこの ミミちゃんに であいます。
「わたし、がっこうで いちばん あしが おそいの・・・」
とはなすミミちゃんに、プウちゃんは にたものどうしのようなきがします。それから ふたりが なかよく おしゃべりしていると、うしろから だれかが ちかづいてきました。
「やあ、おじょうちゃんたち、とっても おいしそ・・・・・・いやいや とっても かわいいねえ」
――それは、よだれを たらしながら にやにや わらう キツネでした。こわい キツネは ふたりを たべようとしているのです。キツネは ぶるぶる ふるえて うごけなくなった ミミちゃんを つまみあげると、するどい はを むきだしにした くちもとへともっていき・・・・・・。

●はずかしがりやのプウちゃんですが、「お友達のために!」という気持ちでこわいキツネに立ち向かいます。だれでも苦手なことはあるものですが、それを勇気を出して乗り越え、その経験が大きな自信になるという姿は、きっとお子さんも共感できることと思います。

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