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> トミーは大いそぎ
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タイトル |
トミーは大いそぎ |
著者 |
ヘレン・パーマー(作) 光吉 夏弥(訳)
赤坂 三好(絵) |
出版社 |
大日本図書 |
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男の子が、じてんしゃにのって、ぜんそくりょくでやってきます。まどから見ていたトミーが、
「あんなにとばしちゃ、あぶないよ!」
といったとたん、じてんしゃは、木にぶつかって、男の子はしばふにほうりだされてしまいました。
「だいじょうぶ?」
とんできたトミーが男の子にかけよると、
「大いそぎで、これをとどけなくちゃならないんだ。しちょうさんにとどけるだいじなてがみなんだ」
男の子は、大きなふうとうをさしだしていいました。
「しちょうさんのうちならよくしっているから、ぼくがとどけてあげるよ」
トミーはふうとうをうけとると、いそいでかけだしました。トミーはバスにのりましたが、バスはあっちへとまり、こっちへとまりで、いっこうにはやくすすみません。
「もっとはやいのに、のりかえなくちゃ!」
トミーはバスからとびおり、ぎゅうにゅうはいたつの車やひっこしのトラックをのりついで、ようやくしちょうさんの家にたどりつきました。けれども、しちょうさんは、たった今でかけてしまったというのです。むこうにしちょうさんをのせたくろいくるまがみえます。トミーは、タクシーにとびのりました。
「あのくるまをおっかけて!」
●こうしてトミーは次から次へと乗り物を乗り継いで、市長さんを追いかけます。もう少しで追いつきそうなのに、また離れてしまう。そんな展開に、ハラハラドキドキしてしまいます。トミーの奮闘ぶりをお子さんと一緒に応援してあげてください。
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