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1年生の今月の本


どうするどうするあなのなか タイトル どうするどうするあなのなか
著者 きむら ゆういち(文) 高畠 純(絵)
出版社 福音館書店
 

「た、たすけて~!!」
 もりのなかから、3びきののねずみがとびだしてきた。そのあとを、2ひきのはらぺこやまねこがおいかけてくる。
「まて~」
「くってやるぞ~!」
 みんなひっしに走っているから、そのさきにふかいあながあることなんてまるできがつかない。
「きゃああああ~」
 いきおいあまって、のねずみもやまねこも、あなのなかにまっさかさま。あなはおもったよりふかくて、かべはつるつるしている。かんたんに出られそうにない。このままでは、ぜんいんうえじにしてしまう。そこで、みんなで力を合わせて、あなから出るほうほうをかんがえることにしたのだが…。

●にげたいのねずみと、食べたいやまねこ。両者の考えはなかなかまとまりません。どうしたら穴から出られるのか、一緒に考えてみるのも楽しいでしょう。本が縦型になっていることで、穴の深さを読み手に実感させてくれます。作者は「あらしのよるに」で有名な木村裕一さんです。

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